引っ越し費用を安くするための効果的な方法はズラすということ

引っ越し

需要と供給で価格は決まる。これは経済学の基本的な法則だ。

賃料も引っ越し費用にも、この法則があてはまる。

だから、引っ越し関連の費用を安くするには、引っ越ししたいと思う人が少ないとき、つまり需要が少ないときを狙うのだ。

需要がない=人気のない物件は、安くなるる。それに、入居者がいないまま引っ越しシーズンが終わってしまった物件は、大家にしてみれば少し賃料を下げてでも、入居してもらいたくなるだろう。

引っ越し費用も、繁忙期には高くなるし、依頼の多い土日休みには、料金が上がる。どんなことでもそうだろう。長距離バスも飛行機の料金も、はたまた遊園地だの温泉の料金も同じことだ。休日が高くなる。

需要は、時期と曜日によって決まるだろう。その点を考えて、需要が少ないときに引っ越しをするのだ。

小手先の工夫よりも、この方法がもっとも効果があるだろう。

この話の本質的なポイントは他の人から行動をズラすことである。他の人と同じ行動をしないということだ。

これは引っ越しだけでなくて、他のことでもそうだ。たとえば、オフィス街で昼ご飯を食べるときに、12~13時の間に外に出て店に行ったとする。その時間帯は、どこも混んでいて、食事にありつくまでに時間がかかるし、ゆっくりもできないだろう。

1時間でも時間をズラせば、混雑はしなくなって、店に行ったら早く食事にありつけるし、ゆっくりもできる。

引っ越しシーズンは、3~4月や年末年始だ。これらの繁忙期を避けることができれば、かかる費用を安くできる。

また、安くなるだけでなくて、予約も取りやすく、計画どおりにことが運ぶメリットがある。

会社の異動で、この時期に引っ越しが重なることになってしまったとしても、少しズラすことができないか、頼んでみるのもよいだろう。

会社が費用を負担してくれるなら、高くてもいいと思うかもしれないが、上記したように繁忙期には予約がとりにくくて、引っ越し計画を立てにくいデメリットがある。

荷物の搬出は、土日休みが高額で、平日は安くなる。とくに午後は安くなる。平日午後のフリー便を活用するとよいだろう。

誰しもが、引っ越し開始の時間は、朝いちばんを希望するだろう。それはなぜか。その日の最初のお客さんとなるので、予約した時間どおりに引っ越し会社がぴったりやってくるから、時間が読めるからだ。

午後のフリー便になると、午前から始めた引っ越し作業が終わった後に、やってくるので、何時になるのかははっきりとはわからない。これが嫌なので、多くの人が午前の引っ越しを望む。

その結果、午前料金は高くなり、午後料金は安くなる。

繁忙期だと、午後1時に予約したら、やってきたのは夕方だったとかあるようだ。17時に予約したのに、21時にやってきた。こんなようなことがあるようだ。

待つことはできるので、それでも構わないと思うのであれば、午後フリー便の選択もよいだろう。

見積もりをとるときに、曜日や時間を変えたらどのくらい安くなるのか、確認してみよう。ぜひ他の人から行動をズラすことを意識してみてほしい。

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