「1か月間だけ荷物をどこかに預けたい!」
そんなときにトランクルームを活用することができます。
しかし、困った点もあります。短期間の利用になればなるほど、料金が割り高になってしまう点です。
実際に利用するときの支払い料金を見たら、「少しの期間保管するだけなのに、こんなにお金がかかってしまうのか…」と思うかもしれません。
基本的には、トランクルームは短期間の利用に向いていないのですが、それでもできる限り安く利用するためにはどうしたらよいのか?
この記事でまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
短期間の利用に向いていない理由
トランクルームは、毎月、使用料金を支払い続けながら、倉庫に物を保管できるサービスです。
正直、トランクルームは短期間の利用には向いていません。
その理由は、利用するにあたって初期費用がかかるからです。
利用を開始するときに次のような費用が必要になります。
- 利用開始する月の残り日数分の料金
- 翌月分の料金
- カギ代
- 契約事務手数料
などです。
カギ代や契約事務手数料は、必要な経費なので、支払うのは仕方ありません。
最初に翌月分の料金も支払うルールになっている会社が多いです。
つまり最初に2か月分の利用料金を支払いますから、仮に1か月未満の利用期間だとすると、翌月1か月分は利用していないのに料金を支払うことになります。
料金が高くなるのは仕方がないものだと考える
初期費用はどうしてもかかるものですから、仕方がないと考えましょう。
マンションを借りるのと同じです。
マンションを2か月だけ借りようとしたら、不動産会社に支払う手数料やもろもろの初期費用だけがかかって、月額の家賃2か月分よりもかなり高くなってしまいますよね。
それでも、短期間でもできるだけ安く借りれる方法を紹介します。
短期間の利用でもできるだけ安く利用する方法
初期費用が安いトランクルームを利用する
短期間の利用で料金が割高になる理由は初期費用です。
短期間でも安く利用するには、初期費用が安いトランクルームを利用することです。
トランクルームの会社は、メジャーどころでいうと、加瀬倉庫、ハローストレージやキュラーズなどがあります。
このなかで初期費用の安いトランクルームはどこか?というと、キュラーズと、加瀬倉庫です。
利用するときには、利用開始月の残り日数分の料金と、翌月分の料金を支払いますと上記しました。これは基本的に各社同じですね。
それ以外に、カギ代や契約事務手数料などがかかるのですが、それら初期費用が安いところが、キュラーズと、加瀬倉庫です。
- キュラーズでは、月額費用の他には、カギ代金(セキュリティカード代金)2,300円がかかるのみです。
- 加瀬倉庫では、月額費用の他には、共益費として一律2,200円がかかります。
あとは純粋に月額料金を見て、支払い総額を計算することができます。
キュラーズでは、WEBで申し込みをした後、店舗に出向けば、即日から使用ができます。
こちらの記事で加瀬倉庫とキュラーズについて解説しています。
参考記事 加瀬倉庫の特徴や利用方法を徹底解説
参考記事 キュラーズの特徴や利用方法を徹底解説
都会から離れたトランクルームを利用する
これは短期間に限ったことではないですが、立地によって月額料金は変わります。
不動産をつかったサービスなのですから、都会にあるトランクルームほど、月額の利用料金は高くなるのが基本です。
安いトランクルームを探すのでしたら、都会から離れた場所を見てみるといいです。
3F、4Fなど不便なトランクルームを利用する
屋外のトランクルーム(コンテナ型のボックス)は、2階建てになっている場合があります。
2階の保管庫に物を入れるには、敷地内に置かれている移動式の階段をつかって運び入れないといけないので大変です。
そのぶん料金が安くなっています。
屋外のトランクルームを利用するときには、2階部分の保管庫を選ぶとよいでしょう。
ビルなどの建屋の中に保管庫を設置する屋内トランクルームでも、より上の階のほうが安くなる場合があります。
トランクルームを探すときには、上のほうの階を探してください。
※ただ、キュラーズの屋内型トランクルームに関しては、調べたところ変わらないようでした。
WEBで申し込みをする
WEBから申し込むと、割引によって安くなる会社があります。
たとえば、ハローストレージです。
WEBからの申し込みで初期費用から3000円を割引くサービスが行われています。※2020年4月現在
解約を忘れないように注意する
これは、利用を開始した後の話なのです。
最初から、短期の期間で契約ができればいいのですが、いったん契約をして、その後に解約の申し込みをしなくてはならないルールの場合には、注意が必要です。
うっかり解約するのを忘れてしまう、または遅くなってしまうと、契約がそのまま継続されてしまいます。
通常では、解約をするには、1か月前から申し込んでおかなくてはいけません。
宅配型トランクルームを利用する
宅配型トランクルームとは、荷物を入れたダンボールを宅配で送って、会社の倉庫に保管をしてもらうサービスです。
荷物を取り出すときには、会社から宅配で自宅へ送ってもらいます。
通常のトランクルームは、自分で荷物を運び入れて保管したり、取り出したりするのですが、それをすべて宅配ですませて、保管はサービス会社に任せます。
ダンボールに入る荷物であり、ダンボールの個数が多くなければ、宅配型のトランクルームを利用した方が安くなります。
宅配型トランクルームだと、まず初期費用がかかりません。無料です。
ただし、荷物を取り出すときには宅配してもらうので取り出し料金がかかりますし、さらに預けた後にすぐに荷物を取り出す場合には、追加で早期取り出し料金がかかります。
会社によりますがざっくりと
- 取り出し料金1000円程度
- 早期取り出し料金1000円程度
と考えれておけばいいでしょう。
■たとえば、サマリーポケットという会社の場合
専用のダンボール小さいサイズ、大きいサイズがあり、
- 小さいサイズ250円~
- 大きいサイズ400円~
の月額料金になっています。
月額料金に荷物取り出し費用や、早期取り出し料金がかかってきます。
- 荷物の取り出し料金は、800円です。
そして、短期の場合は早期取り出し料金がかかります。2ヶ月間の最低保管期間が設定されていて、
- 入庫初月に取り出すと600円
- 入庫翌月に取り出すと300円
早期取り出し料金がかかるようになっています。
サマリーポケットに大きなダンボールを2つ預けるとしたら、
- 月額料金 800円
- 荷物取り出し料金 800円
- 早期取り出し料金 600円
で、合計 2200円となります。
屋外・屋内トランクルームを借りるよりも安い料金で済みますね。
ただ、ダンボール個数が多くなると、屋外・屋内トランクルームのほうが安い場合が出てくるかもしれません。狭い保管庫であっても、ダンボールをたくさん積み上げることができますからね。
短期でトランクルームを利用したい場合、ダンボール箱が数個に収まる荷物であれば、宅配型トランクルームを利用するのが安くなります。
ダンボール箱に入らないものを預けられる宅配型トランクルームはないのか?
同じ宅配型トランクルームであるAZUKEL(アズケル)では、ダンボールだけではなくて、家電や家具など、そのままの荷物も預かってくれます。
ダンボールとは料金体系が異なり、保管スペースによって保管料が変わります。
首都圏の都会にある屋内型トランクルームよりかは安いです。ただし、短期での取り出しとなると、やはり早期取り出し料金が追加でかかります。
この早期取り出し料金が高いので、おすすめできません。
まとめ
短期でトランクルームを利用するには、月額料金だけを見るのでなくて、初期費用も安いところを選ぶべきです。キュラーズ、加瀬倉庫は、初期費用が比較的安いです。
こちらの記事で加瀬倉庫とキュラーズについて解説しています。
参考記事 加瀬倉庫の特徴や利用方法を徹底解説
参考記事 キュラーズの特徴や利用方法を徹底解説
契約をしたあとには、すぐに解約手続きをします。解約手続きをするのを忘れてしまい遅くならないように注意です。
ダンボール箱に入れることができて、数個におさまるのでしたら、宅配型トランクルームを利用すべきです。
参考記事 宅配型トランクルーム5社を比較!おすすめサービスを紹介します