給料が上がったりすれば、もっといい部屋に住みたいなと思うのがふつうです。
しかし、生活水準はあまり上げないほうがいいです。
それはなぜでしょうか。
一度、いい部屋に住んでしまうと、その後にランクを下げることがなかなかできなくなってしまうからです。
これは当たり前の話で、これまではオンボロの部屋に住んで、家賃を安く抑えていた。部屋はキレイではないが、それがふつうと感じていて、まあ生活するには問題なかった。
ところが、一度でもキレイな部屋、に広々としたお風呂、立派なキッチン…こういったものを体験してしまうと、それがふつうと感じるようになります。
もし、給料が減ったりしたときに部屋のランクを落として、家賃を安くしたいと思っても、身体がそれを受けつけなっているでしょう。
無理やりにでもオンボロ部屋に住まされれば慣れてくるかもしれないが、自らそれを選択しようとする気は起こりません。
これは、住まいに限らないことで、食事でもなんでも、水準を上げると、それよりも下げるのは難しいです。
部屋のランクを上げたいと思ったときには、この点について慎重になってほしいです。