自分の家以外のところに荷物を保管しておきたいときに活用できるのがトランクルームですよね。
あなたが保管したい荷物が、
特定の季節に出し入れするものではないし…
突然に必要になったりするものもない。
そういった場合には、ダンボールにでも入れてとにかくずっと長く保管し続けたい。それに適したトランクルームを知りたいと思うでしょう。
宅配で送ってずっと保管してもらえる宅配型トランクルームなどが役立ちそうですよね。
今回の記事は、長期間保管をし続けたいときには、どのようにトランクルームを選ぶとよいのかを書きました。
トランクルームを大きく分けると、
- 屋外型トランクルーム
- 屋内型トランクルーム
- 宅配型トランクルーム
があります。それぞれ記事内に出てきますので違いをぜひ知っておいてください。
トランクルームの種類
屋外型 | ロードサイドや住宅地などにあるコンテナタイプのトランクルームです。自分で荷物を出し入れして使います。 |
屋内型 | ビルなどの建物内のフロアを仕切って作られたトランクルームです。自分で荷物を出し入れをして使います。 |
宅配型 | 自分で荷物を運搬して出し入れをするのではなくて、サービス会社の倉庫に宅配で荷物を送って、保管をしてもらえるサービスです。 |
それでは、ダンボール箱に入れた荷物を長期間保管するのに適したトランクルーム活用法を解説してきます。
地方・田舎の屋外トランクルームにぎちぎちに詰めて保管する
田舎の屋外型か屋内型のトランクルームで、保管庫のなかにぎちぎちに荷物を詰めて保管する方法です。
まずなぜ田舎なのか?
都会よりも田舎のほうが月額利用料金が安くなるからです。これは賃貸マンションと同じで不動産をつかったサービスですから都会のほうが料金は高くなります。
東京都23区に住んでいて近くのトランクルームが高いなと思ったら、東京の八王子方面や千葉県や埼玉県方面まで行ってみる。すると料金がかなり下がります。
具体的な例を挙げるためにある大手会社の2帖部屋の物件を、いくつかの地域で調べてみますと、
- 新宿 2帖 33,000円
- 杉並区 2帖 29,800円
- 三鷹市 2帖 25,500円
- 八王子市(駅近) 2帖 15,000円
でした。
八王子市の地域は広くて農地や山間部のところもありますが、そういった場所ではなく八王子駅に近い物件でこの価格です。
1回保管したら何年間もずっと取り出す予定がなくて急に必要になることもないのであれば、首都圏の都市部にあるトランクルームではなくて、少し地方寄りにあるトランクルームに保管をするといいです。
よく出し入れをするのであれば自分の家の近くにないと困りますが、ずっと保管し続けるだけでしたら最初に運ぶだけですから多少遠い場所でもOKでしょう。
あなたの住まいが八王子市のようなところで安い物件が近くにあれば、安いうえに近いので出し入れもしやすくはなりますね。
さらに屋外型のトランクルームだともっと安くなる
八王子市の屋内型トランクルームは東京都心と比べるととても安いとさきほど書きました。
八王子市 2帖 15,500円
でしたね。これが屋外型トランクルームになるとさらに安くなります。
八王子市 2帖 12,000円
でした。八王子駅に比較的近い物件です。
八王子市から東北方面に進んでさらに山ほうに近づいて青梅市に行ってみると、
青梅市 2帖 10,500円
とさらに安くなります。
屋外型トランクルームの注意点は屋内型と比べると保管環境がよくない点です。
屋外に設置されたコンテナ型のボックスに荷物を保管します。
このようなところです。
※ハローストレージさんのWEBサイトから画像を転載しました
屋外のため外気の影響を受けやすく、夏は保管庫内もとても暑くなりますし、梅雨の時期など雨が降り続く日は保管庫内の湿度も上がってしまいます。
カビが発生しやすかったり、虫も浸入しやすいでしょう。
POINT
温度・湿度が管理された場所に保管したいのでしたら、屋内型か宅配型トランクルームがいいです。
屋内型トランクルームはビル内に作られた保管庫で空調設備が整っていることが多いですし、宅配型トランクルームも空調設備が整った倉庫で保管されます。
宅配型トランクルーム
次に宅配型トランクルームを解説します。
自分で保管をしにいくのではなくて、ダンボールに荷物を詰めて宅配で送って保管してほしいのでしたら宅配型トランクルームを利用します。
宅配型トランクルームは、首都圏の都市部に住んでいても、ド田舎に住んでいても利用料金は同じです。
あなたのお住まいが新宿だとか東京の真ん中であれば、近所の屋内トランクルームを利用するよりも、だいぶ安い料金で保管ができますよ。
ダンボール1箱で一番安いのはサマリーポケットとminikura(ミニクラ)
ダンボール1箱あたりで一番安いのは、サマリーポケットとminikura(ミニクラ)というサービスです。
12か月までの保管期間でしたら、サマリーポケットのレギュラーボックスが安いですね。月額保管料が250円。
13か月以上の保管期間でしたら、minikura(ミニクラ)が安いです。minikura(ミニクラ)で特筆すべきは点は、13か月以上保管をすると、倉庫から取り出すときの配送料が無料になることです。
ふつうの宅配トランクルームだと、倉庫に預けた後に取り出しを依頼して自宅に送ってもらうと、送料がかかります。しかしminikura(ミニクラ)では13か月以上保管するとそれが無くなるのです。
ダンボール体積あたりで一番安いのはサマリーポケット
今度は、ダンボール箱の体積あたりで考えてみますと、一番安いのはサマリーポケットというサービスで、ラージサイズのダンボールを使って保管をするプランです。
幅68cm × 奥行45cm × 高さ37cmサイズの大きなダンボールを月額400円で保管をすることができます。
宅配型トランクルームでは預けた物品の写真撮影をしてもらい、パソコンやスマホで保管物の写真を見ることができます。
しかし、単にダンボールに入れた荷物をそのまま預けるだけでよいのでしたら写真撮影は不要です。
写真撮影が無しのプランを選ぶと少し安くなります。
サマリーポケットにしてもminikura(ミニクラ)にしても、写真撮影をしないプランにしましょう。
サマリーポケットやminikura(ミニクラ)では、荷物をそのままの状態で預けることができません。
たとえばソファやテーブルなどの家具やスキー・スノボー板などのレジャー用品ですね。
屋外・屋内型トランクルームであれば、そういったものも預けることができます。
屋外・屋内型と宅配型ではどちらが安いのか
地方の屋外トランクルームが安い
自分で荷物を出し入れする屋外・屋内型と、宅配型ではどちらが安いかというと、どこにある屋外・屋内型トランクルームに何箱を保管するのかによって答えが変わります。
また屋外型トランクルームでもいいのかどうかでも変わってきますね。
結論としては、地方の屋外トランクルームにめいいっぱい荷物を詰めるのでしたら、それが安いです。
それができなくて、屋外・屋内トランクルームを借りるときに首都圏などの大都市部になってしまうのでしたら、宅配型トランクルームのほうが安いです。
基本的にはこういった答えになります。
料金の計算
ここから根拠として計算をしていきますが、知る必要がない方は少し読み飛ばして次の見出し「ダンボール箱を長期間保管するときに一番安く保管する方法」のところまで行ってください。
屋内・屋外型トランクルームで2帖(奥行210×幅145×高さ220cm)の保管庫でしたら、幅68cm × 奥行45cm × 高さ37cmサイズのダンボール箱は、おおよそ45箱保管することができます。
(奥行に3箱・幅に3箱入ります。高さは5段積むとして45箱です。)
45箱保管して月額が
青梅市 屋外 10,500円
八王子市 屋外 2帖 12,000円
八王子市 屋内 2帖 15,500円
です。ここに事務手数料などで月額保管料の1か月~1.5か月分くらいが、契約時の費用としてかかります。
青梅市 屋外 10,500円の1.5か月分だと、15750円です。5年間だと60か月間もあるわけで、1か月あたり約262円ですから、長期で保管すれば事務手数料は小さなものです。
一方の宅配型トランクルームでも同じダンボール45箱の料金で見てみると
1箱250円 × 45箱 月額 11,250円
です。
月額料金以外には、倉庫から荷物を取り出すときには、配送してもらうための料金がかかります。
サマリーポケットのラージサイズの箱だと1箱取り出すのに取り出し送料が910円かかります。
910円 × 45箱 = 40950円
保管していた45箱を取り出しをすると40,950円になってしまいますね。こちらも5年間(60か月間)保管すれば、1か月あたり683円ですから大きな額ではありません。
※mminikura(ミニクラ)でしたら13か月以上保管をすると取り出し送料はかからないです。
地方の屋外型トランクルームの保管でも問題がないのでしたら、その保管庫にめいいっぱいダンボールを詰めこむのが、ダンボール箱あたりの料金としては一番安くなりますね。
宅配型トランクルームで気を付けたいのは、倉庫から荷物を取り出すことです。預けた荷物が必要になって取り出したり、その後また預け入れたりしていると、そのぶん費用がかってしまいます。
屋外・屋内型トランクルームは大きい保管であるほど・荷物をめいいっぱい詰めるほど、1箱あたりの料金が安くなる
上記の屋内型トランクルームのダンボール1箱あたりの料金は、2帖でしかもめいいっぱい詰め込んで保管をしたときの話なのですよね。
2帖を借りて30箱しか保管しなかったら、1箱あたりは高くなってしまいます。
しかしです。大きい部屋を借りて大量のダンボール箱を詰め込んで保管するほどに、ダンボール1箱あたりの保管料はどんどん安くなります。
たとえば青梅市の屋外型トランクルームで見てみます。
- 青梅市 2帖 10,500円
- 青梅市 4帖 18,500円
2帖から4帖に広さが2倍になると、保管できるダンボール箱数も2倍になります。しかし、料金は2倍よりも少し安くなっています。
そのため広い部屋を借りるほどダンボール1箱あたりの料金は安くなりますね。
屋内・屋外型トランクルームに保管をするのでしたら、あなたが保管したいダンボール箱数にぴったりと合ったサイズの部屋を選ぶ必要があります。
宅配トランクルームは保管するダンボール箱数が増えても1箱あたりの保管料金は変わらない
一方、宅配型トランクルームだと預けて保管するダンボール箱数を増やしても、単純に1箱○○円 × ○○箱で保管料金が決まるので、1箱あたりの料金は同じです。安くなりません。
数箱を保管するなら宅配型トランクルームがよい
1箱…2箱…と数箱程度のダンボール箱を保管するのでしたら、宅配型トランクルームがいちばん安いです。
ダンボール箱を長期間保管するときに一番安く保管する方法
結論としては次のようにすると一番安くなります。
少量のダンボール箱を保管する場合
まず、少量のダンボールで長期間保管をする場合は、宅配トランクルームのサマリーポケットかminikura(ミニクラ)を利用します。
ダンボールサイズが幅68cm × 奥行45cm × 高さ37cmの大きなサイズでもよければ、サマリーポケットのラージボックスプランにします。
ダンボールサイズが幅38 × 奥行38 × 高さ38cm程度の通常サイズがよければ、minikura(ミニクラ)がいいです。長期間保管するときには1箱あたりで見るとminikura(ミニクラ)が一番安くなります。
もし通常サイズのダンボール1箱だけを保管したいということでしたら、minikura(ミニクラ)で決まりです。
大量のダンボールで長期保管する
大量のダンボールで長期間保管する、そして地方の屋外型トランクルームで保管してもよいの場合は、田舎にある屋外型トランクルームを利用します。
もし、大量のダンボール箱を保管するのでしたら、地方のトランクルームに保管するのもありですね。
屋外型トランクルームは保管環境がよくないから嫌だという場合は、屋内型トランクルームにしますが、その場合だとけっこう田舎の物件でないと宅配型トランクルームのほうが安くなると思いますよ。
それに、個人の場合で、30箱も40箱も大量に長期間保管することはあまりなさそうです。
せいぜい10箱や20箱程度のダンボール箱数なら、屋外型・屋内型トランクルームの物件で安いところを探すのも大変ですので、宅配型トランクルームで一番シンプルなプランを選んでしまうのが楽です。
簡単に始めることができます。
こちらの記事で各社のトランクルームを比較していますのでぜひ参考にしてください。
参考:【おすすめ】物を預けるレンタル収納スペースを比較して紹介
宅配型トランクルームにするわという場合は、サマリーポケットとminikura(ミニクラ)について解説していますのでぜひ参考にしてください。