トランクルームを利用するとき、どのくらいの広さが必要なのか…悩むポイントです。
通常トランクルームのサイズは、1帖とか2帖といったように「帖(じょう)」という単位で表されます。
では、1帖ではどのくらいの量が保管できるのか?
2帖ではどのくらいの量が保管できるのか?
よくわかりませんね。
契約する保管庫のサイズをミスってしまうと困ったことになります。狭い保管庫だと荷物が入らなくなってしまいます。広すぎる保管庫だと余計にお金を払うことになってしまいます。
この記事では、それぞれの帖ごとにどのくらいの荷物を保管することができるのかの目安、ダンボールの箱数を説明していきます。
トランクームの大きさは「帖」で表す
トランクルームの保管庫の広さは「帖」(じょう)で表します。
賃貸アパート・マンションを借りたことがあればわかると思いますが、見取り図上で部屋の広さを表すときに「帖」が使われていますよね。
同じような意味で「畳」という書かれる単位もあります。
もともと「畳」は、和室の部屋に畳が何枚入るかという意味あいで広さを示すものです。
のちに日本にもフローリングの部屋が多くなって、「畳」ではなく「帖」も使われるようになりました。「帖」という言葉は汎用的に使えるものですね。
いくつかのトランクルーム運営会社のWEBサイトを見て「畳」と「帖」どちらが使われているのかを調べてみると、
- ハローストレージ 「帖」
- 加瀬倉庫 「帖」
- キュラーズ 「畳」
- スペースプラス 「畳」
となっていました。「畳」と「帖」が両方とも使われていますね。
この記事では「帖」を使って話を進めていきます。
1帖のサイズは1.65平方m
畳のサイズにはいくつかの規格があるのですが、一般的に普及しているサイズがこちらです。
1帖=1.65平方m(16200平方cm)
1帖の広さを幅・奥行cmで示すとおおよそ幅180cm×奥行90cmです。
2帖だと180cm×180cmの広さですね。
1帖と2帖と比べると約2倍になっています。
- 1帖 180cm×90cm=16200平方cm
- 2帖 180cm×180cm=32400平方cm
ですから2倍の広さですね。
【帖は目安】幅×奥行のcmを確認する
1帖の広さ言われると「だいたいこのくらいの広さかな」とイメージすることができます。
「2帖であればその2倍か。」
「6帖は自宅のひと部屋分か。」
とイメージすることができますね。
しかし、2つの保管庫で同じ帖であったとしてもサイズが少し異なることがあります。ハローストレージの物件を見てみると、同じ1帖であっても、
- 幅120cm×奥行150cm×高さ200cm
- 幅90cm×奥行180cm×高さ200cm
と、けっこう異なるサイズの保管庫がありました。1帖は1帖ですが幅×奥行のcmが変わるのですね。
縦100cm×横100cmの物品があったとしたら、一つ目の幅90cm×奥行180cmの保管庫には入りませんが、二つ目の幅90cm×奥行180cmの保管には入るのです。
帖の情報は目安として活用して、保管庫の幅・奥行・高さサイズのcmも必ず確認しましょう。
同じ運営会社の中であっても物件によってサイズは異なっています。例としてハローストレージという運営会社の物件のサイズをまとめてみました。
屋内型トランクルーム
幅×奥行×高さcm
- 1帖 90×180×200 cm
- 1帖 120×150×200 cm
- 2帖 210×150×200 cm
- 2帖 180×180×200 cm
- 3帖 255×180×200 cm
- 3帖 200×240×235 cm
- 3帖 345×150×210 cm
- 4帖 390×180×200 cm
- 4帖 315×240×200 cm
- 4帖 300×240×200 cm
屋外型トランクルーム
幅×奥行×高さcm
- 2帖 137×222×227 cm
- 2帖 145×230×230 cm
- 2帖 126×216×228 cm
- 3帖 194×225×230 cm
- 3帖 190×230×230 cm
- 3帖 174×216×228 cm
- 4帖 280×222×227 cm
- 4帖 290×230×230 cm
- 4帖 267×216×228 cm
- 8帖 566×222×227 cm
- 8帖 590×230×230 cm
- 8帖 544×209×228 cm
次は、キュラーズというトランクルームの物件です。
屋内型トランクルーム
幅×奥行×高さcm
- 1畳 90×185×220cm
- 1畳 90×180×220 cm
- 1畳 101×173×215 cm
- 2畳 145×210×220 cm
- 2畳 190×195×220 cm
- 2畳 154×228×215 cm
- 2畳 125×250×220 cm
- 3.3畳 352×236×220 cm
- 3.3畳 271×231×219 cm
- 3.3畳 194×352×220 cm
- 4畳 200×309×220 cm
- 4畳 267×257×220 cm
- 4畳 200×309×220 cm
- 5畳 330×240×210 cm
- 5畳 180×425×220 cm
- 5畳 310×293×220 cm
このように同じ会社のなかの保管庫で同じ数字の帖であっても、幅×奥行のcmは異なっています。
保管庫のサイズを調べるときには、帖だけでなく幅・奥行・高さのcmサイズを見るようにしましょう。
保管予定の物品の高さがある場合は、保管庫の高さも当然注意してください。
どのくらいの荷物が入るのか
0.5帖
0.5帖の保管庫では、自宅の荷物の一部を保管するような使い方ですね。
1帖
1帖の保管庫では、家族の荷物の一部を保管するような使い方ができますね。
一人暮らしの方でいえば、洗濯機や冷蔵庫・ベッドなどの大型荷物を除いたその他の細かい生活用品は、なんとか保管することができそうです。
2~3帖
3帖あれば、物が少ない一人暮らしの物品は多くが保管できるでしょう。
テーブル、椅子、ソファ、布団、本棚など。大型家具・家電が多いと厳しいかもしれませんが、部屋に物が少ないという方の荷物を入るでしょう。
家族の使用でも、ストーブなどの季節家電、親・子供の趣味道具、レジャー用品などをけっこうな量で保管することができて、家族全体で活用することができます。
保管庫の幅・奥行も広くなりますので大きめの荷物も保管できるようになりますね。
4~5帖
家族で使用するサイズの保管庫です。
一人暮らしの方の荷物量であれば、ほどんどの場合このサイズで収まるでしょう。
8帖
8帖ともなるとかなり広い保管庫です。法人での使用が考えられますね。
帖ごとの収納可能なダンボール数
幅45 ×奥行35× 高さ35(cm)のダンボール箱だと、それぞれ保管庫サイズで何箱を保管できるのか?目安として知りたいですよね。
- 1帖 → 50箱
- 2帖 → 90箱
- 3帖 → 125箱
- 4帖 → 200箱
- 8帖 → 390箱
です。
ダンボール箱のサイズや保管の条件によって、収納できる箱数は変わってきますので条件を説明します。
■ダンボール箱は120サイズ
幅45 ×奥行35× 高さ35(cm)のダンボールサイズを使った場合で考えてみます。3辺を足し合わせるとおおよそ120cmになるサイズです。
ミカン箱よりも一回り大きい程度のサイズです。引越しなどで荷物を梱包するときには、3辺の合計が120cmのものや100cmのものが使われることが多いです。
■ダンボールは5段まで積む
トランクルームの保管庫の高さは、だいたい200~230cmくらいです。幅45 ×奥行35× 高さ35(cm)のダンボール箱を5段まで積むという設定にします。
仮に高さ220cmの保管庫だと、ダンボール箱をめいいっぱい積んだら6箱積むことができますが、天井ぎりぎりですしかなり高いところになります。せいぜい頭くらいの高さまで積むということにして、5箱分を積むという設定にします。
■保管庫サイズは実際の物件のサイズ
幅×奥行×高さのサイズcmは、いくつかの物件をみて適当にピックアップした数字です。
そのサイズに保管庫にめいいっぱい詰め込んだときのダンボール箱数です。
収納することができる数(幅45 ×奥行35× 高さ35(cm)のダンボール箱)
帖 | 保管庫のサイズcm | ダンボール 箱数 |
保管の仕方 |
---|---|---|---|
0.5帖 | 幅100×奥行80 ×高さ220cm | 20箱 | 幅2箱、奥行2箱、高さ5箱 |
1帖 | 幅90×奥行180 ×高さ220cm | 50箱 | 幅2箱、奥行5箱、高さ5箱 |
2帖 | 幅145×奥行210×高さ220cm | 90箱 | 幅3箱、奥行6箱、高さ5箱 |
3帖 | 幅190×奥行230×高さ230cm | 125箱 | 幅5箱、奥行5箱、高さ5箱 |
4帖 | 幅390×奥行180×高さ200cm | 200箱 | 幅8箱、奥行5箱、高さ5箱 |
8帖 | 幅590×奥行230×高さ230cm | 390箱 | 幅13箱、奥行6箱、高さ5箱 |
※2帖のところはダンボール箱の幅と奥行きを逆にして計算しました。
意外にもたくさんの箱が保管できると思いませんでしたか?
0.5畳の広さはパッと見だとかなり狭い保管庫であるといえるでしょう。しかし、ダンボール箱を入れるとすると20箱も入るのですね。
「狭いのにそんなに入るの!?」
と思うかもしれませんが、高さがあって5段分を積めるのでこれだけの箱数が入るのです。
■出し入れするなら余裕を持たせて
上記の収納可能なダンボール数はギチギチに詰め込んだときの箱数であり、最大数と考えてください。
ずっと保管しっぱなしで出し入れすることが無ければそれでもいいのですが、出し入れをするのでしたら少し余裕を持たせて収納しなくてはいけません。
上記のダンボール数を半分にすれば保管庫の半分は空いている状態になるので、かなり余裕があるイメージです。実際には上記した7~8割くらいであれば保管庫内で物の場所を移したり出し入れもできると考えればいいでしょう。
見学ができるトランクルームがよい
保管庫のサイズが気になるのでしたら、店舗を見学して実際の保管庫を見るのが一番いいです。
しかし、トランクルームの運営会社によっては店舗を見学できるところもあれば、できないところもあります。
店舗を見学できるところはキュラーズです。
キュラーズでは店舗の見学の予約をして来店し、店舗内の保管を見てよいなと思えばそのまま店舗で契約をして利用開始することができます。
ただし、キュラーズには屋外型トランクルームは無く、屋内型トランクルームだけです。
屋内型トランクルームを利用するつもりでいたのでしたら、キュラーズであれば見学することができます。
私はこのサイトでいろいな会社のトランクルームを紹介していますが、正直キュラーズを推してます。近くに店舗があるのでしたらキュラーズを利用することをおすすめしたいですね。
キュラーズについてはこちらの記事で解説していますのでぜひ参考にしてください。
参考記事 キュラーズの特徴や利用方法を徹底解説
キュラーズが近所に無い場合はハローストレージや加瀬倉庫などの大手運営会社だと物件情報がWEBサイトにしっかり乗っていますし、情報も豊富なのでおすすめです。
参考記事 加瀬倉庫の特徴や利用方法を徹底解説