引っ越し当日がどのような流れになるのか、お伝えしたい。
前日までに荷造りを終わらせ、当日は早起きしておく
当日になにか準備するのはおすすめしない。当日の朝起きたときには、荷造りが終わっている状態がよい。
とはいえ、細かい作業で当日にならないとできないこともある。たとえば、歯ブラシとか当日にも使うものがあるだろう。そういったものだけは、当日になってからまとめればよい。
また、当日になって最後に荷物を整理していたら、「そういえば、これをやっていなかった!」といったこともあるかもしれない。いつもよりも早起きして、余裕をもって引っ越し会社がやってくるのを待つようにしたい。
引っ越し会社がやってきたら
業者が来たら、軽く説明する。このダンボールには何が入っているか。割れ物とか大事に扱ってほしいものを説明する。
僕の場合、大切に扱ってほしいものは、パソコンくらいであった。別にそのほかのものは、多少傷ついたりしても、別に文句などないようなものばかりだった。
僕は、どちらかというと、ものにほとんど執着がない。たとえば、車は持っていないけれども、もし持っていたとして、人に傷つけられたとしても、なんとも思わない気がする。
- 「この家具はもとから部屋にあったものだから運ばなくていい」
- 「このダンボールには○○が入っている」
- 「パソコンは慎重に扱ってほしい」
といったことを伝えた後、さっそく運び出しが始まった。さすが引越し会社の男。 慣れているだけあって、ハイペースで荷物を運び出して行く。
みるみるうちに部屋の中の荷物がなくなっていった。1時間程度であった。
積み忘れたものがないかチェックをして、家を出た。
引っ越し会社の人はトラックで移動、僕は電車で移動した
乗り換え案内で、電車の時間を調べると、頑張っても僕が到着するほうが遅くなりそうだった。
- 現在の住居から最寄り駅までは、そこそこ歩かなければならない。時間がかかる。
- 電車に乗っている時間も長いが、乗り換えも2回ある。時間がかかる。
- 新しい住居の最寄り駅についても、そこから、またそこそこの歩きがある。時間がかかる。
そのことを引っ越しのお兄さんに伝えると、「新しいマンションの前で待ってますよ!」とのことであった。
新しい住居に着くと、マンションの前でトラックが待っていてくれた。
自分で持ち運ぶもの
現金、有価証券、キャッシュカード、クレジットカード、通帳、印鑑、パスポートなどなど、貴重品は自分で持ち運ぶようにする。
こういったものは、引っ越し会社が運ぶことができない。標準引越運送約款にもそう書かている。
※標準引越運送約款とは、引っ越し会社と消費者間のトラブルを未然に防ぐために、国土交通省(旧運輸省)から告知されたルールです。
その他にも、「これは私の人生にとってもっとも大事だ!」というものがあれば、それもカバンに入れるなどして自分で運ぶようにしたい。
不動産会社によってカギを受け取る
新しい住居のカギをまだ受け取っていないのであれば、不動産会社に行って受け取る。
事前に受け取っている場合は、引越し荷物に交ぜてしまったりせず、自分で持っていく。
僕の場合は、事前に不動産会社に行ってカギを受け取っておいた。
当日に受け取るとなると、新しい住居へ移動する際に、不動産会社に寄らなくてはならない。
うまいこと、旧住居と新住居のルート上に不動産会社があればいいのだけれども、離れた場所にあるときには、引っ越し会社に待ってもらうことになる。
新しい住居への荷物搬入
荷物搬入前に室内の点検
新居に到着して鍵を開けたら、まず室内の点検をする。
壁、床、天井、ドアなどに、傷や汚れがないか確認する。各部屋、お風呂やトイレも確認しておく。
また、各設備がきちんと動くかどうか確認する。
もし、なにか傷や汚れがあった場合や、設備が作動しなかった場合は、写真をとるなどして記録を残しておこう。
そして、修繕が必要なほどであれば、不動産会社に連絡を入れる。このときに、記録をきちんととっておいたことが役立つはずだ。
また、修繕が必要とまではいかなくても、記録をとっておくことで、退去時の立ち会い確認のときに、「この傷はもともとあった傷です」と言えるようになる。
荷物に破損がないか点検
引っ越し会社の人に、なにをどこに置くの軽く説明したら、さっそく荷物の搬入が始まった。
これまた、テキパキと早く荷物を運んでくれる。洗濯機の設置も引っ越し会社の人が行ってくれた。
運搬中に破損したものがないか確認する。もし、破損を見つけたら、遠慮せずに、その場で引っ越し会社の人に伝えよう。
「交渉・やり取りがめんどうだな」とか、「あまり言いたくないしまあいいか」思っていまう人もいるかもしれないが、後になってみるて結構目立つなとか思って気になってしまうかも。
クレームを出すべきときには、きちんと出そう。
ガス開栓の立ち会い
電気と水道に関しては、事前に連絡しておけば、入居したその日から使用することができる。
しかし、ガスに関しては、開栓の立ち会いが必要となる。
事前に連絡をして、引っ越し作業が必ず終わっているだろう時間に予約をしておいた。当日に連絡しても、来れない場合のほうが多いだろうから、忘れずに事前に連絡しておく。
しばらく荷ほどき作業をしていると、ガス会社の人がやってきた。
ガス開栓作業と、契約書の取り交わしを行い、晴れてガスを使えるようになった。ガスが使えないと、暖かいお湯が出てこない。
開栓作業の予約を忘れていると、まさか冷たい水を浴びるわけにもいかないので、温泉や銭湯を探していくことになってしまう。
1日の終わり。ゆっくりと休む。
一人暮らしで、午前中に引っ越しをすませたのなら、その日のうちにひととおり荷ほどきはできるだろう。
無理をしてまでする必要はないが、荷ほどきできるものはして、ものを配置もある程度してしまおう。
そして、この日は、早めに休んで、ゆっくりと睡眠をとりたい。