誰もが思うことだろうけど、引越しは大変。少しでもラクにしたいですよね。
そのもっとも有効な方法は、ものを捨てて荷物量を減らすことです。
この記事では、引っ越しをする前には大胆にものを捨てて、荷物を減らしてしまうとよいですよ、ということを書きました。
荷造りをしていると不要なものが出てきますよね。それらは捨ててしまうのは当然ですが、「これ一応持っていくか」といった必ずしも持っていたいわけではないけどあるとよいものが出てきます。
それらも容赦なく捨てて運ぶ荷物を減らすようにすることをオススメします。
ダンボールなどに梱包をする手間や、新居で荷ほどきをして収納する手間が減るし、劇的に運ぶ荷物を減らすことができれば引越し費用もけっこう安くなるはずです。
さらに、引っ越し先での新しい生活が快適にもなります。使っていないものに囲まれて生活するのは、スマートではありません。部屋がごちゃごちゃしてきて、ストレスが溜まっていくのではないでしょうか。
本当にいるものと、いらないものを分け、本当にいるものだけを持って引っ越しをして、新しい生活していくようにしたいですね。
引越しは、ものを減らしてスマートな生活をしていくための、とてもいい機会。
引越しを好機ととらえて、所有物を捨てて減らしてしまうことをオススメしたいです。
ミニマリストの引越し
極端に考えてみます。
持つものを減らして減らして削って削って、ミニマリストと呼ばれるシンプルな生活をしている人たちがいます。
最小限のものしか持たず、最小限のことしかしない人たち。このようなすっきりと部屋で暮らしている。
どのくらいミニマリストなのかで差があるだろうけど、突き詰めてやっている人の部屋を見ると、ガランとしていて、テーブル・イス・パソコン…そのくらいしか見当たらないです。押入れの中の衣服もわずか。
彼ら・彼女らが、引越しをするとしたら、家具、家電、衣類や生活用品などを詰めたダンボール数個。運ぶものはこの程度ではないでしょうか。
単身者用の引っ越しサービスで簡単に引越しができるでしょうから、引っ越し費用が安くなるはずです。
自分で車に荷物を積んで引越しすることも簡単にできそうですね。ダンボール数個と小ぶりな家具くらいなら自分で運ぶのも苦ではない。重い冷蔵庫や洗濯機だけ運搬業者に依頼すればいいわけです。
自分の車にさっと荷を積んで移動するだけ。旅行にいくのと同じくらいの準備で引っ越しができるし、引っ越し費用もかかりません。
荷造りの前に思い切ってものを捨てる
まあ、ミニマリストまでいくのは難しいけれども、やはりものは減らして、荷物が少なくなれば少なくなるほど、スムーズに引っ越しができます。
ため込んでいるものを捨てる
家のなかを見まわしてみると、無いなら無いで困らないけど多く保有しているものがあるはずです。
たとえば、古くて使っていない趣味の道具、一度読んでその後は保管しっぱなしの本や雑誌、惰性で着ているダサい服、なんとなくとってある小物…などなど。
僕はよく本を読みますが、一度読んだ後に棚の中にしまいっぱなしになっている本が多数ありました。僕は引っ越しをする際に、こういった本をどんどん処分をしました。
また、ひょっとしたら何かに使えるかもなと思って、とってあったものがあります。商品の包装用紙などがそうです。
いい店で買い物すると立派な紙袋がついてくるし、靴を買えば紙箱がついてくる。それらを「何かに使うだろう」と思ってとっておいたのです。でも、その何かがあったためしがないです。
押入れの奥から出てくるものも捨てる
引っ越し前に荷造りをするとなると、いろんな所有物が出てくる。僕の場合も、押入れの奥から、
「そういえばこんなものがあったな」
「なんじゃこりゃ、こんなものがあったか」
といったものがいくつも掘り出されました。
よくわからん金具。
紙箱。
荷造りをする前に時間をとって、押入れの中などふだんあまり目にしないところに、捨ててよいものがないか見てみましょう。
ものを思い切りよく捨てるには基準が必要
捨てることによって、引越しの手間が減ると書きました。しかし、捨てるべきものなのか・捨てないでおくべきものか選別するときに迷いすぎると、それ自体に時間がかかって、手間になってしまいます。
「う~ん、捨てようかな、どうしようかな」と迷う時間を減らして、「これは捨てる!」と早く決断していくためには、捨てるための基準が必要です。
たとえば、
- 1年間つかっていないものは捨てる
- どうしようかなと迷った場合は捨てる
といったこと。
僕が使った、ものを捨てる基準について、下記の記事で説明しているので、よろしれば参考にしてほしいです。
参考記事 捨てられないものを捨てるための判断基準
トランクルームを利用して荷物を減らす
- 引っ越しで運ぶ荷物を減らしたい
- 持ち物を減らして新居での収納をすっきりさせたい
「そうは思うけど物を捨てずにとっておきたい…」という場合には、トランクルームサービスを利用するのもいいですよ。
トランクルームサービスとは、保管庫を借りてそこに自分の物を保管することができるサービスです。自宅以外に物を収納できるようになります。
トランクルームは、
- 屋外型トランクルーム
- 屋内型トランクルーム
- 宅配型トランクルーム
に分かれます。
新居の近くに屋外型・屋内型トランクルームがあれば、そこに普段は使わないけどときどき使う物を保管して、新居内の収納スペースを広げることができます。
季節によって使ったり使わなかったりするもの、たまに使うだけのレジャー用品などを保管するにはピッタリです。
屋外型・屋内型トランクルームまでは自分で荷物を運ぶことにはなりますが、保管するのは少量の荷物になるでしょうから、そこまで苦ではありません。
運ぶのが大変だと思う方へのオススメは、宅配型トランクルームです。
基本的にはダンボールに荷物を入れて倉庫に送って保管をしてもらいますが、サービス会社によっては、荷物をそのままの状態で送ることもできます。
宅配型トランクルームを利用すれば、引っ越しをするときの荷物を減らすことができますし、さらに新居では収納する物が減って快適になります。
また、宅配型トランクルームをまとめた記事も書いています。
参考記事 宅配型トランクルーム5社を比較!おすすめの荷物預かりサービスを紹介します
引っ越しは、ものを整理することができるチャンス
上記したように、ある意味引っ越しは、不要なものをあぶりだして捨てることができるチャンスでもあります。これを機に整理をしたいですね。
整理とは、いるもの・いらないものを分けて、いらないものを除去することです。ふだん整理整頓に気をつかっていない方は、荷物整理のときに僕と同じようにいらないものが出てくるのではないかと思います。
着なくなった服、二度と読むことはないだろう本や雑誌、何に使うのかわからない小物、化粧品、道具、書類、とっておいた紙袋、オシャレな服の包装、靴が入っていた紙箱などなど。
「一応とっておきたい」と思うような「一応」がつく程度のものであれば、ここは思いきって捨てていきましょう。ミニマリストとまではいかなくても、ものを捨てて大幅に所有物を減らすことができれば、引っ越しをするのがかなりラクになります。
荷造りの上手いやり方を考える前に、そもそも不要な荷物を梱包して運ぶという行為をやらなくてすむようにしよう。