引っ越しで主にかかる費用は、
- 賃貸契約の時にかかる初期費用
- 引っ越し業者に払う費用
です。
賃貸契約時にかかる初期費用の内訳
賃貸契約の時にかかる初期費用は、次のものがあります。
- 入居月の家賃(日割り)
- 翌月の家賃
- 管理費・共益費
- 仲介手数料
- 火災保険料
- 鍵交換費用
- 消毒費
- 敷金
- 礼金
- 保証会社との契約料
です。
●入居月の家賃(日割り)・・・入居した日から月末までの日数分の家賃。15日に入居するのであれば、15~31日間の家賃を支払う。
●翌月の家賃・・・入居した月の翌月分の家賃を支払う。 ●管理費・共益費・・・マンションの共有スペースのメンテナンス費用だ。清掃をしたり。ワンルームなら3000~4000円。 ●仲介手数料・・・家賃1ヵ月分 ●火災保険料・・・2万円程度。火事があったときのための保険。 ●鍵交換費用・・・1万5000円から、高いと3万円程度の相場だ。鍵を交換しないのもできるようだが、前の借主と同じ鍵をしようすることになるので、交換したほうがよい。 ●消毒費・・・1~2万円程度かかる。入居前に消毒液の噴霧で、虫を駆除する。僕の最近の引っ越しのときの契約では、これはやってもやらなくてもよく、選べるようになっていた。 ●敷金・・・家賃1~2ヵ月分。 ●礼金・・・家賃1ヵ月分。 ●保証会社との契約料・・・2~3万円程度。連帯保証人がいない場合には、家賃の支払いを保証する会社と契約することになる。また、連帯保証人をつけずに、保証会社と契約するやり方になっている場合もある。 |
僕が最近引っ越ししたときに見学した物件は、連帯保証人はつけずに、保証会社と契約する決まりになっていました。
賃貸契約時の初期費用の例
家賃5万円の物件に、ある月の15日に入居したとします。
敷金・礼金はそれぞれ家賃1ヵ月分、他の費用は相場の真ん中程度にすると、こうなります。
項目 | 金額 |
---|---|
入居月の家賃(日割り) | 25,000円 |
翌月の家賃 | 50,000円 |
管理費・共益費 | 4,000円 |
仲介手数料 | 50,000円 |
火災保険料 | 20,000円 |
鍵交換費用 | 20,000円 |
消毒費 | 10,000円 |
敷金 | 50,000円 |
礼金 | 50,000円 |
合計 | 279,000円 |
合計は279,000円となりました。
では、敷金・礼金は無しで保証会社との契約料を支払い、消毒は行わないとすると、どうなるか。
項目 | 金額 |
---|---|
入居月の家賃(日割り) | 25,000円 |
翌月の家賃 | 50,000円 |
管理費・共益費 | 4,000円 |
仲介手数料 | 50,000円 |
火災保険料 | 20,000円 |
鍵交換費用 | 20,000円 |
保証会社との契約料 | 25,000円 |
合計 | 194,000円 |
合計は、194,000円となります。
初期費用を下げると、引っ越し時にまとめてかかる費用が安くなります。
保証会社との契約は、契約時の25,000円とまではいかないが、1年ごとに更新料がかかります。
引っ越し会社への支払う料金
繁忙期の3~4月以外での引っ越しで、荷物もそこそこで距離も遠くないのであれば、5万円~10万円程度になるかと思います
その他、新しい住まいを探すときにかかる交通費や、不要品の廃棄費用、引っ越しでつかうダンボールやテープなどの購入、用意する生活用品にかかる出費などもあります。
意外に細々としたところでも、費用がかさんでしまいます。
引っ越しにかかる費用を安くする方法
新住居を契約するときの敷金・礼金が安い物件を探す、フリーレント物件で初月の家賃がかからない物件を探す方法があります。
所有物がたくさんあって運ぶ荷物が多いほど、当然ながら引っ越し会社への支払う料金は高くなってしまう。
だが、ものを減らして運ぶ荷物を少なくすれば、引っ越し費用は安くできます。
また、繁忙期の引っ越し費用は、引っ越ししたい人が殺到するために料金が高騰するものです。
引っ越し会社の費用を安くする極意は、運ぶ荷物を減らすこと、そして、需要の少ない時期、つまり閑散期の平日に引っ越しをすることで、引っ越しにかかる費用を安く抑えることができます。