内向的な人はシェアハウス生活に向いていません。内向的な人が嫌と思う点を解説

引っ越し

社会人になったばかりのころ、シェアハウスに住んだことがあります。

シェアハウスとは、自分の部屋以外のリビングやキッチン、お風呂、トイレなどを共用するタイプの賃貸住宅。

ここに人々住む目的は、主にふたつあります。ひとつは、仲間がいて一緒にご飯をつくったり食べたりと楽しむためです。もうひとつは、安い家賃のためです。リビングやキッチン、お風呂、トイレなどが共有なので、家賃が安くなります。

シェアハウスで楽しく過ごせる人もいれば、過ごせない人もいます。楽しく楽しくない関係なく、シェアハウスで他人がいようとも一人暮らしの部屋と変わらすに生活できる人もいます。

僕は、外向的か内向的かでいうと、かなり内向的な人間です。シェアハウスでの生活はあきらかに向いていませんでした。

はっきり言って内向的な人には向いていないかと思います。内向的は単なる特性ですから別に悪いことではないです。ただ内向的な人のその性質がシェアハウスには向いていないだけです。

この記事では、内向的な人は、シェアハウスでの生活に向いていない理由、シェアハウス生活で内向的な人が嫌だと思う点について解説します。

内向的な人がシェアハウス生活に向いていない理由

内向的な人がシェアハウス住まいに向いていない一番の理由は、一人の時間が持てないことです。

内向的な人にとっては一人の時間がとても大事です。一人でゆっくり過ごしたり、一人で考え事をしたり、一人でなにか打ち込んだりと、そういった時間が生きていく上で必要です。

どういうシェアハウスなのかにもよりますが、一人の時間は確実に減ります。

一人の時間が持てないというのは具体的にどういうことなのか僕の事例から紹介しましょう。それはつまりシェアハウス生活で、嫌だった点でもあります。

内向的な僕が思うシェアハウス生活で嫌だった点

家に帰った瞬間に他人がいる

家に着いてドアを開けると、すぐ共有のリビングがあってそこには他人がいます。

「ただいま~」

「おかえり~」

みたいなことを言いあうのですが、何度やってもこれが全くしっくりきませんでした。

内向的な人は、他人のいるところでは落ち着くことができないですよね。

家に帰ったというのに、落ち着けないというのはどういうことでしょうか。緊張を解くことができないどころが、家に入るときに緊張してしまうのでした。

一緒にシェアハウスに住んでいたある人は、

「帰ってくると他に人がいるのは心強いね」

なんてことを言っていました。一応、「そうですよね~」と返しておいたが、僕は帰ってきたら誰もいないでほしかった…。

学生時代のときのような友達と一緒に暮らすなら、楽しいと思うだろうけど、いきなり赤の他人と同じ空間に暮らすのは、ハードルが高かったですね。

リビングの話声が自分の部屋に聞こえてくる

みんな夜になるとリビングに集まって、ご飯を食べながらワイワイと話をします。その話声は、普通に自分の部屋の中にまで聞こえてきます。

シェアハウスには若者が多い。夜にお酒を飲みながら、談笑している。さすがに夜中になると、話す声を小さくするのだが、それでも聞こえてくるし、時おり盛り上がって、笑い声が響くことがありました。

家に帰っても部屋の中に入っても、ゆっくりできないし、読書、勉強もできない。

夜12を過ぎても、そんな調子であり、なかなか眠れなかったですね。仕方がないので、耳栓を買ってきて、耳栓をつけて床に入るようになりました。

僕の後に新たに入居した人も、自分の部屋に話声が聞こえてくることには参ってしまったようで、数日後に耳栓を買いに行ってましたね。

シェアハウスは2階建てで、リビングは1階、僕の部屋も1階にあった。仮に2階に僕の部屋があれば、ここまでうるさいとは思わなかったかもしれません。

部屋が小さく、壁が薄い

これはシェアハウスにもよるけれども、賃料を安くする代わりに、人をたくさん入居させようと設計されているシェアハウスであれば、部屋は小さくなります。

僕の住んだところは、部屋のサイズは、3畳くらいであった。1.5畳があって、ロフト1.5畳だ。隣の部屋は、1.5畳+天井の低いベッド部分が1.5畳でした。

今考えると、ひどく狭い部屋だなと思います…。

ひとつ隣の部屋にはロフトはなく、天井が低くなったベッド部分がある。僕の部屋のロフトの下が、隣の部屋の天井の低いベッド部分になっている。

つまり、1.5畳分のスペースを、隣の人と上下で分け合った構造でした。

それだけならいいのですが、その壁が薄いこと薄いこと。

隣の人の携帯電話のバイブ音が聞こえてくる。歩く音が聞こえる。ベッドに寝転がったときの音が聞こえる。とにかく、となりの人がなにか動くと音が聞こえるような壁の薄さでした。

ただ、僕のとなりの人は、夜に外に出て仕事をしているようだったので、僕が仕事を終えて帰ってくる時間帯に部屋にいることが少なかったので助かりました。

共有スペースの管理がめんどう

共有スペースの管理については、当番制でみんなでやることになっていました。掃除は、清掃会社のおばちゃんが来てやってくれていたけれども、それ以外のことでゴミ出しなどは当番制でした。

僕を含めた住人の多くは、しっかりやっていたと記憶していますが、中には、忘れてしまうのでしょうか、やらない人もいてゴミ箱が溢れかえることもありました。

それが目についたら、片付けることもありました。そういうことを、やること自体はめんどうではなかったのですが、そういうのをどのようにやるのかルールを決めたりしてやっていくのが、めんどくさいなと思ってました。

また、共有物をまともに使えない人がいました。

共有のトイレで、トイレットペーパーが終わったのに新しいものに交換をしないとか。

僕はそれ自体はどうでもよかったですね。自分が用をたしたときにペーパーがきれていたら、自分で新しいトイレットペーパーをつけ替えればいいだけですから。

でも、「トイレットペーパーが終わったら、新しいものと交換しておきましょう」みたいな話が出てきたりして、それは、めんどくさいなと思いました。

仲良くなるのに時間がかかる

シェアハウスで楽しい生活ができるかどうかは、同居人と仲良くなって、リビングで一緒にご飯を食べたりできるかどうかによります。

それをしたいのに、できないみたいな状態になると悩ましい。

僕は、入居してすぐ、リビングで昼飯を食べているときに、横に他の人たちがやって話をし出した。その輪に入ることは上手くできなかった。

僕の後にやってきた人には、入居したその日から、他の人たちと親し気に話すことができて、しかも笑いまでとる人がいました。その光景を見て、「なぜ、そんなこと芸当ができるのだろうか」と驚くとともに、落ち込んでしまった。

これを書いていて思い出したのですがが、

シェアハウスのリビングで、会って始めてか2回目のときくらい、会話をしていて料理の話題になった。そこでいきなり、

「料理ヘタそうですよね」

と言ってしまったことがありました。

親しい仲であるなら全然いいかと思いますが、そうではなく、相手はほぼ初対面の人に対してです。

その女性は、「えっ何?」とビックリしてしまっていました。そんなことほぼ初対面の人に言われるはずがないのに、言われてしまったからでしょう。

僕は、そのくらい上手くやれない人間であったのです。

そんな僕でも数ヵ月たつと、仲のよく話せる人もできて、夜にリビングで一緒にご飯を食べるようにもなったし、プールに出かけたり、カラオケに出かけたりもするようになりました。

楽しいと思うこともありました。

でも、やはり、どこかで無理している感じがあって、完全に一人になってゆっくりとする時間がほしいなと思いました。

まとめ

まとめると、内向的な人にとっては、家に帰っても落ち着けない、一人の時間が持てない、話声が聞こえて勉強もできない。

内向的な人には向いていないでしょう。

なんとかなるとしたら、シェアハウスにに帰ってからリビングを通らずに自分の部屋に行くことができ、リビングなどの共有スペースから、自分の部屋が離れていて、リビングでの話声が聞こえない。そういったシェアハウスくらいでしょう。

でも、それならふつうのワンルームの賃貸物件を借りて暮らせばいい話です…。

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