「自宅ではないところで思い切り演奏をしたい。トランクルームに楽器を保管して演奏したらちょうどいいんじゃないか?」
と思う方もいるかもしれませんね。
トランクルームの中に保管しつつ、ときおり楽器を演奏するのはよいかどうか?疑問にお答えします。
結論からいうと、楽器保管するのはいいですが、演奏をするのはダメです。
この記事では、楽器を保管するならどういったところがよいか。演奏はなぜダメなのかを解説していきます。
楽器を保管すべきは屋内型トランクルーム
まず楽器をトランクルームに保管するのは全然OKです。
保管するならば屋内型トランクルームを選びましょう。
屋内型トランクルームは、ビルの中のフロアを仕切って作られた保管庫です。エアコンで空調管理されているので温度・湿度が調整されていて保管に適した環境ですね。
屋外型のトランクルームは保管庫が野外に置いてある状態です。ロードサイドや住宅街の空き地に設置されています。
屋外型のトランクルームは、外気の影響を受けて保管庫内の温度が暑くなったり寒くなったり、あるいは湿気ってしまうこともあります。
楽器のようなデリケートなものを保管するのはやめたほうがいいです。
楽器の演奏はやめておこう
トランクルーム内での楽器の演奏はやろうと思えばできます。
やってやれないことはないのですが、まともに演奏・練習はできないと思いますよ。コンセントがないので電子楽器に関しては使えませんし…。
次の2つの理由から楽器の演奏はすべきでないです。
利用規約で禁止されている
トランクルーム利用規約では、収納以外の目的で使用することが禁止されています。
たとえば、宿泊をしたりをしたりするのはダメですね。それでいうと、楽器を保管するのはよいですが楽器を演奏するのはダメだといえます。
トランクルーム大手のハローストレージの規約を見てみましょう。
レンタルボックス 使用契約約款
第21条(禁止事項)
契約者は本サービスの利用に際し以下の行為を行ってはなりません。
①レンタルボックスを住居、事務所、その他物品類の収納目的以外で使用すること
②レンタルボックス内外のスペースならびに敷地内において宿泊、滞在、飲酒、飲食、その他物品類の収納・搬出以外の行為をすること
(中略)
⑤大声、騒音等その他近隣に迷惑・不快感を与えるおそれのある行為をなすこと
このように書かれています。
他のサービス会社でも同じです。保管するための場所であり、基本的には物の運搬・保管以外のことは禁止となっています。
他の利用者に迷惑がかかる
トランクルームには屋外型と屋内型があります。
屋内型トランクルームはビルのフロアの中にある保管庫ですから、楽器演奏をしたら他の利用者にとって迷惑になってしまいます。
では屋外型トランクルームは大きな道路の脇や住宅地の空き地に設置されたコンテナ型の保管庫はどうか。
保管庫はしっかりした作りです。その中で音量に気を付けて楽器の演奏をするのでしたら周囲に音漏れは大きくはないでしょう。
しかし、やはり他の利用者が来たときにはうるさいと思われますし、近隣の住宅に迷惑がかかる可能性がありますね。
今度は、加瀬倉庫の規約を見てみます。
レンタルスペース一時使用約款
第6条(禁止事項)
乙は契約物件を専用使用できるが、乙又は、乙の関係者等は次の行為をしてはならない。
(1)契約物件内又は物件所在地による営業及び軽作業。
(2)物件所在地内にて、契約物件内以外に物品を置くこと並びに放棄すること。
(中略)
(7)契約物件および物件所在地にて大声、騒音、振動等を発して近隣に不快感を与える行為、又は与える恐れの有る行為。
どの運営会社も、大声や騒音を出す迷惑行為は禁止しているようです。基本的には物品を搬入して保管したり搬出する作業以外のことはダメなのでしょう。
まとめ
トランクルームで楽器を演奏・練習しようとすると、やはり周りに気をつかってやることになります。結局は自宅でお隣さんに気をつかって練習するのと変わらない気がしますね。
楽器を演奏したいのでしたら、それ専用のスタジオを借りるのがよいですね。
保管をするだけでしたら屋内型のトランクルームが最適です。
大切な楽器を保管するなら空調管理が整っているところがいいです。いろいろなトランクルームを調べている私としてはキュラーズがいいですね。空調管理を徹底しています。
もし詳細を知りたい場合はこちらの記事を参考にしてください。
参考記事 キュラーズの特徴や利用方法を徹底解説