日割り計算で支払いできるトランクルームがお得で安いとは限らない理由

契約・料金

トランクルームの利用料金は、「月に○○円」と月額保管料が決まっていて、毎月毎月支払いをしていきます。

月の途中で利用を開始したときや解約をしたときには、月額料金をすべて支払うのでなくて、日割り計算した料金を支払うほうが少ない金額になるのでいいですよね。

基本的には、日割り料金のほうが安くなるのでいいのですが、それ以外にもいろいろな要素があるので、日割り計算をしてくれるサービスが必ずしもお得なわけではないです。

この記事では、トランクルームでは日割り計算をしてくれるのか。どこの会社のトランクルームが日割り計算なのか。なぜ日割り計算が必ずしも安くなるわけではないのか。これらを解説していきます。

トランクルームの種類での日割り計算あり・無し

トランクルームの種類によって、おおよそ日割り計算があるか・ないか決まっています。

「従来の屋内型・屋外型のトランクルーム」と「宅配型トランクルーム」で分けて解説します。

トランクルームの種類

屋外型 ロードサイドや住宅地などにあるコンテナタイプのトランクルームです。自分で荷物を出し入れして使います。
屋内型 ビルなどの建物内のフロアを仕切って作られたトランクルームです。自分で荷物を出し入れをして使います。
宅配型 自分で荷物を運搬して出し入れをするのではなくて、サービス会社の倉庫に宅配で荷物を送って、保管をしてもらえるサービスです。

 

従来の屋内・屋外型のトランクルーム

屋内・屋外型のトランクルームでは、

  • 利用開始月は日割り計算あり
  • 解約する月は日割り計算なし

となるところが多いです。このWEBサイトで紹介している有名どころの会社はこうなっていますね。

利用を開始するときには、「当月分の日割り料金」と「翌月分の月額料金」をまず支払います。日割り計算されていますね。

解約のことを正確に言うと、日割り計算が無いというよりも月の末日をもって解約といったほうが正しいです。月の途中で解約はできなくて、月の最終日まで契約が続いてそこで終了となるわけです。

ですので、解約するときに関しては日割り計算をする概念がないですね。

屋内・屋外型のトランクルームはほとんどこのような料金設定になっています。

利用するときには、とくに日割り計算のことは気にせず他の点を見てどの会社のトランクルームにするかを決めましょう。

宅配型トランクルーム

宅配型トランクルームでは、日割り計算あり・無しは運営会社ごとに違いが見れらます。

料金の日割り計算あり・無しを「利用開始した月」と「荷物を取り出し月」でまとめました。

※宅配型トランクルームでは、すべての荷物を取り出しすると料金がかからなくなります。その月を「取り出し月」と呼ぶようにします。

■料金の日割り計算のあり・無し

利用開始した月 取り出し月
サマリーポケット あり 無し
CARAETO(カラエト) 無し 無し
AZUKEL(アズケル) あり あり
宅トラ あり 無し
minikura(ミニクラ) 無し 無し

サマリーポケット

利用開始する月の月額保管料金は、日割り計算となります。

荷物を取り出した月は日割り計算は無しで、1か月分の保管料がかかります。

基本的には、荷物を取り出すときには宅配で送ってもらうので取り出し配送料(740円)がかかります。

ここで注意することとして、預けてから1か月~2か月目の短期間に取り出すと、早期取り出し料がかかってしまいます。早期取り出し料金は1か月目 600円、2か月目 300円です。3か月目以降からはかからなくなります。

CARAETO(カラエト)

利用開始する月・取り出しする月のどちらも、日割り計算は無しです。1か月分の料金がかかります。

取り出し配送料は 800円。サマリーポケットと違って、1~2か月などの短期間の利用で取り出したときに追加料金はかかりません。

細かいこと気にしたくない方は、CARAETO(カラエト)がいいですね。

私なんかはこのほうが好きです。

AZUKEL(アズケル)

利用開始する月・取り出しする月のどちらも、月額保管料金は日割り計算ありです。

両方とも日割り計算されます。この点ではいちばん良いように思いますが、注意したい点があります。

それは預けてから180日以内に取り出した場合は、取り出し送料が2倍になってしまう点です。

取り出し料金は本来 1,100円なのですが、2倍になって2,200円になってしまうのです。

箱サイズと保管料が微妙に違う

そもそも月額保管料にも違いがあります。

たとえば、運営会社専用のダンボールケースがあり、1箱に対して料金が決まっています。

  • サマリーポケットの月額保管料はラージサイズで 400円【幅68cm × 奥行45cm × 高さ37cmのダンボールケース】
  • CARAETO(カラエト)の月額保管料は 500円【幅56cm × 奥行48cm × 高さ36cmのダンボールケース】
  • AZUKEL(アズケル)の月額保管料は 400円【幅42cm × 奥行33cm × 高さ30cmのダンボールケース】

となってます。

これだけを見ると、サマリーポケットが安いように見えますが、CARAETO(カラエト)では自分でダンボールを用意することができて、そのサイズは縦+横+高さの合計が160cm以内までOKなので、一番大きなダンボールを使えます(ただし自分で用意する使用済みダンボールは劣化があると思うのでお勧めしません)。

日割り計算がある=お得ではない理由

宅配型トランクルームだけの話になりますが、日割り料金と早期取り出し料金を考えてみると、

  • サマリーポケットは利用開始した月だけ日割り計算になるが、1~2か月に取り出すと追加料金がかかる(1か月目 600円、2か月目 300円)
  • CARAETO(カラエト)は日割り計算は無しだが、早期取り出し料金などの追加料金が無い
  • AZUKEL(アズケル)は利用開始した月も取り出した月も、両方とも日割り計算になるが、180日以内に取り出すと取り出し料金が2倍になる。もともと取り出すときの送料も高め

日割り計算する代わりに他の料金が高くなり、日割り計算しない代わりに早期取り出し料金がかからない。

日割り計算があったらあったで他の部分で料金がかかっているのですね。

利用方法にあったサービスを選ぶ

お得に利用したいのでしたら、あなたが考えている利用方法がどのサービスに適しているかを考えなくてはいけませんね。

もし1~2か月程度の短期間の保管を考えているのでしたら、早期取り出し料がかからないCARAETO(カラエト)ですね。

月の始めのほうから利用開始して、月の終わりのほうで荷物を取り出す。そういう計画で利用するのがよいです。

3か月~6か月の期間で保管を考えているのでしたら、サマリーポケットがよいです。早期取り出しの料金もかからず、預けた月に関しては日割り計算がされてお得になります。

180日以上の長期で保管し続ける、ダンボール箱はある程度の箱数をつかう場合も、サマリーポケットがよいです。できるだけ月の終わりに取り出しをすればいいです。

長期間でしたら日割り計算のことよりも月額料金とダンボール箱サイズのほうを見て、どのサービスを利用するか決めればよいと思いますね。日割り計算があってもなくても、あまり違いが出にくくなります。

180日以上の長期で保管し続ける、さらにやや小さめのダンボーる箱が1箱だけでよければ、AZUKEL(アズケル)がいいですね。

このように、どのような利用目的・方法なのかによって、どのサービスを選ぶべきなのかは変わります。

下記の記事では各サービスを比較し、「こんな利用目的・方法の場合は、このサービスがいいですよ」と解説をしています。ぜひ選ぶときの参考にしてください。

参考記事 宅配型トランクルーム5社を比較!おすすめサービスを紹介します

 

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました