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トランクルームに保管した荷物の補償制度・保険はどのようになっているのか

契約・料金
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トランクルームに保管している荷物が、

もしも火災があって荷物が焼けてしまったら…

もしも震災があって荷物に被害があったら…

もしも荷物が盗難にあってしまったら…

とても心配な点ですよね。

いざといときのための補償制度や保険はどのようになっているのか気になるところです。

この記事では主要なトランクルーム会社の補償制度や保険を比較してみました。

トランクルームの種類による責任の所在の違い

最初に保管品に関するトラブルにはどのようなものを知る前に、通常の屋外型・屋内型のトランクルームと、宅配型のトランクルームでは責任の所在が少し事情が違うことを知っておきましょう。

通常の屋外型・屋内型のトランクルームでは保管庫を借りてそこに自分で荷物を保管し、保管庫の鍵をかけたり荷物管理をするのは自分で行います。

仮にですが鍵をかけ忘れてしまって盗難にあったら自己責任です。

一方で、宅配型トランクルームでは荷物管理は運営会社が行います。

荷物をダンボールに入れて宅配で倉庫に送って保管をしてもらうサービスですから、荷物は運営会社の責任で保管・管理することになりますね。

保管品に関するトラブルにはどのようなものがあるか

荷物にトラブルが起こるのは次のようなものがあります。

地震や風雨による自然災害

まず自然災害があります。地震による被害や風雨による水害が考えられますね。

地震はいつなんどきどこで起こるかわかりません。もし発生してしまったら被害は避けられないでしょう。

風雨による被害は、屋外型トランクルームで古い保管庫だと起こるかもしれませんが、屋内型トランクルームであればまず起こらないように思います。

火災

次に火災があります。

もしも、トランクルームに火がついて荷物が焼けてしまったときには、補償の対象になります。

盗難

盗難もありえますね。

もしも自分の荷物が盗まれてしまったときには、補償の対象になります。しかし、鍵をかけ忘れるなどしてそれが理由で盗難にあってしまった場合は、補償がないです。

各社の補償制度と保険はどのようなもの?

加瀬倉庫

契約物件内の収納物に火災・盗難・漏水等の偶発的事故を補償する損害保険があります。ただし、盗難に関する補償は1回限りです。

補償額

補償限度額は50万円

補償対象外の事故

自己設置の鍵の使用、無施錠、鍵のかけ忘れ等により発生した盗難に対する補償は無いです。

ハローストレージ

トランクルーム内に収容された物に対して保険が自動で付いています。火災・破裂・爆発・盗難が対象です。

※盗難は外部からの不法侵入により警察へ被害届けが提出されているもの。

補償額

50万円/1事故・1室

補償対象外の事故

利用者の故意・過失による事故の場合、保険の対象外となります。

また収納が禁止されているものも対象外です。

規約には「禁止収納物が定められていて、該当する物品を収納していて利用者に損失が発生した場合は、利用者の責任になる」という旨が書かれています。

禁止収納物は、現金や貴金属などの貴重品・高級家具や高級衣服・ガソリンや灯油などの危険物・異臭を発するもの・カビやサビが発生するもの・生き物等です。

キュラーズ

保管庫ひとつひとつに、火災保険・盗難保険をかけています。保険の加入料の支払いは無しです。

保管されている財物が偶然な事故によって被った損害が対象です。

※地震による被害は除きます。

補償額

1事故、1室に対する限度額は次のようになっています。

BOXサイズ 200,000円
Sサイズ(0.4~0.8畳) 400,000円
Mサイズ(1~1.6畳) 600,000円
Lサイズ(2~3.3畳) 800,000円
XLサイズ(4~6.5畳) 1,000,000円
XXLサイズ(8畳以上) 1,200,000円

免責金額(利用者が負担する金額)は10,000円/1事故、1室あたり

補償対象外の事故

対象外となる事故は、

  • 地震
  • 自然の消耗または性質によるさび・かび・むれ・変質・変色など

です。

支払いの対象とならないもの(一例)

  • 書画・骨董・美術品・宝石・貴金属など客観的な価値の算出が困難なもの
  • 現金・小切手・預貯金証書・有価証券など
  • ヨット・モーターボート・ボート
  • 自動車(自動二輪、原付自転車含む)
  • 食品、動植物、農林水産品など
  • 使用規定で保管禁止になっているもの

追加の補償サービス

追加で料金を支払い、トラブル時の無料サポートしてもらえる「安心パックプラス」という補償サービスがあります。次のような内容です。

  • 不注意による紛失でもカード・鍵の再発行無料!
  • 夜間のトラブルにも警備会社が夜間緊急対応
  • 原状回復費用が不要(カーペット交換、壁、扉交換などの費用を補償)
  • 傷害総合保険 最大補償額1,000万円

.R(ドッとあ~る)コンテナ

火災と盗難による被害についてのみ補償があります。

補償料の支払いは 500円 / 月(非課税)です。

補償額

単価20万円以下の物に限り最高100万円まで補償あり。

※10万円を超えるものはあらかじめ書面にて申告をします。

補償対象外の事故

WEBサイト内での記述は見つけられませんでしたが、他の会社と同様に保管禁止物を保管して起きた損害に対しては補償は無いと思われます。

サマリーポケット

保管中における事故など、万が一の場合には1箱につき1万円までの補償あり。

通常の補償とは別に、さらに万が一の事故に備えて「あんしんサポート」というオプションがあります。

1箱あたり 50円 / 月(税抜)の支払いで、1箱あたり最大50万円(1点あたり最大5万円)の補償がつけられます。

CARAETO(カラエト)

運送中や保管中に事故などが起きた場合は、1箱につき最大2万円までの補償があります。

AZUKEL(アズケル)

預かり品の補償については1箱あたり1万円を上限とし、それ以外の損害については1梱包あたり5万円を上限とします。

宅トラ

荷物の預かり中に破損などがあった場合は、

  • ダンボール箱で保管するプランでは、一梱包あたり上限30万円
  • 台車(BOX)に積載して保管するプランでは、1BOXあたり60万円

まで補償があります。

minikura(ミニクラ)

預かり中の保証は、寄託価額を基に対応します。

寄託価額とは、寄託(保管するために預ける行為)する荷物の値打ちに相当する金額を指します。

ただし保管中の荷物に万一の事故が発生した場合など火災保険等で保証できる金額の上限(時価額)となり、サービス毎に寄託価額が設定されています。詳しくは「利用規約」で細かく定められています。

「取扱いできない物」は、宅配運搬中や保管期間中に破損・故障した場合もミニクラでは責任を負いません。

取り扱いできないものには、現金や有価証券・クレジットカード・貴金属・農薬や劇薬などの危険物・食品・動植物・液体物・異臭を発するものなどがあります。

各社の補償制度まとめ

各社、基本的に補償制度が用意されています。

それに加えて、追加で費用を支払い、もしものときに手厚い補償を受けることができる追加オプションも、一部の会社にはあります。

なんでもかんでも補償してもらえるわけではなく、補償してもらえないときもあります。

  • 盗難や火災に対する補償はあるが、地震に対する補償の対象外
  • 禁止行為したり保管禁止物を保管して発生した損害は補償の対象外
  • 利用者の故意・過失による事故の場合、保険の対象外

となっています。

補償のための費用は保険料として毎月支払う場合と、無料の場合があります。無料の場合が多いです。

無料とはいっても、すでに他の費用に組み込まれているのだろうと考えられますね。

追加の補償オプションがある場合は、大事なものを預けるのであれば追加料金を支払ってもつけた方が安心です。

そもそもは基本的には失ったら絶対イヤだというもの、失ったら金銭的な損失が大きい物は預けないほうがいいかなと思います。

以上、補償制度・保険についてまとめました。

補償制度や保険以外にも、トランクルームを利用する前には心配になることが多いかと思います。その一つにトランクルーム利用時のトラブルがあるかもしれませんね。

下記の記事で気を付けるべきトラブルについて解説しています。

参考記事 トランクルームの利用で気を付けるべき起こりやすいトラブル5選

また、このサイトではトランクルームに関する情報や知識をまとめていますので、ぜひ他の記事も読んで参考にしてください。

参考記事 トランクルームの基礎知識や利用方法

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