引っ越し費用は、できるだけ安くしたいと誰もが思うことだ。
相見積をとる、資材を節約する、といったことをする前に、まずは、根本的に費用を下げる方法を紹介したい。
引っ越しの時期
引っ越しの繁忙期には、引っ越し費用が跳ね上がる。引っ越しをしたいと思う人がいればいるほど、引っ越しの費用はかかるようになる。
逆に、引っ越ししたい人が少ないほど、引っ越し費用が下がる。
需要と供給から考えれば、そのような料金の変動が起きるのは当然のことだ。
この考え方は、こちらの記事に書いた。
参考記事 引っ越し費用を安くするための効果的な方法はズラすということ
ものを捨てて減らす
ものを捨てて減らすことで、引っ越しのときの荷物量が減る。そして、荷物量が減れば、引っ越しの費用も下がる。
ただ、衣服を一つ二つ捨てた、本を1冊2冊捨てた、というだけでは、なにも変わらない。
引っ越し費用を減らすには、衣服を半分減らして、本を100冊捨てて、梱包したダンボール数を何箱も減らし、家具を捨てて減らすことができれば、引っ越し費用は下がるだろう。
ちょっと減らすのではなくて、劇的にものを減らすことで、引っ越し費用も大幅に下げることができる。
参考記事 引越しをラクにするには、荷造り前に物を捨てて荷物量減らすこと
自分で引っ越しをする
自分で引っ越しをすれば、引っ越し会社に支払う費用は無くなる。
だが、僕は、引っ越し会社に依頼してほうがいいと思う派だ。引っ越し会社に払う費用は無くなっても、ワゴン車など荷物が積める車を借りるとか、ダンボール資材を用意するといった理由で、なんだかんだで、出費があるものだ。
そして、自分の労力、時間をつかってしまうのが、難点だ。
僕は、家賃を下げるために、近所の物件に自力で引っ越しをしたことがある。ふつうの車に荷物を積んで、2往復をした。また、別の日に、大きなバッグに入れて、原付で荷物を何度か運んだりもした。
これが結構な労力であったが、そのときには、なぜか引っ越し会社に依頼するという選択肢はまったく考えになく、自分でやることしか考えていなかった。
新しい物件は近い場所であったけれども、なんだかんだで、労力を要した。
とはいえ、引っ越し場所が近くて、かつ(ここが重要だが)荷物がかなり少ないのであれば、自分で引っ越しをしてもいいかと思う。
一括見積りを活用する
引っ越し会社1社だけに依頼したとすると、引っ越し費用の相場がまったくわからないまま、その会社に決めてしまったことになる。
会社で行う仕事で、なにか商品を相見積もりは当たりの行為だ。複数会社の商品の品質と価格を比較して、どの会社の商品を選ぶかを考えるわけである。
見積もりをするには、
- 引っ越し会社に自ら連絡をして、見積もりをとる方法
- 一括見積サービスを利用する方法
がある。
僕はあるときの引っ越しでは、あまり時間もなかったことがあり、2社だけを見積もりした。
片方の会社でとても安い金額が提示された。
もう1社に断りの電話をいれたときに、その金額を伝えると、「それは安いから、早くその会社と契約したほうがいいですよ」と言っていたくらいだ。
ふつう「他社のほうがいいから、そっちと契約しなよ」と言う営業パーソンがいるだろうか?
そのときは、僕は一括見積りサービスのことを知らなかった。時間がなくて、とにかく知っている名前の会社に電話をして見積もりをとったのだ。
多くの会社から見積もりをとるとしたら、一括見積りサービスをつかうと早い。
一括見積りサービスで心配なのは、
「いろんな会社から見積もりをとったら、たくさん営業の電話がくるんじゃないの?」
という点。
一括見積りサービスの中には、電話番号を登録しないですむサービスもあるし、そのサービス会社が仲介してくれて、引っ越し会社とのやりとりは、すべてやってくれる引越しラクッとNAVIというサービス会社がある。
このサービスであれば、引っ越し会社から直接、営業電話がかかってきたり、メールがきたりすることはないので安心できそうだ。