原状回復とは、借りていた部屋を退去する時に、部屋の状態を利用前のもとの状態に戻すことです。
トランクルームを借りていたが利用をやめるときには、保管場所はあくまで借りただけなのだから、借りる前の状態に戻してから返しましょう、ということですね。
この記事では、どんな状態になったら原状回復として修繕する必要があるのか、利用を始めるにあたって気を付けるべきことはなにか。
これらについて解説していきます。
修繕して原状回復させる状態とは?
それでは、どんな状態になってしまったら、原状回復のための修繕をしなくてはいけないのでしょうか?
それは、
- 壁に穴が開けてしまった
- 部屋内が汚れてしまった
などの破損や大きな劣化、また変化です。
なにもしなくても発生する自然と劣化、通常の使用の範囲内での劣化に関しては、利用者が修繕する必要はないでしょう。
しかし、
- 物を搬入するときにおもいきりぶつけて大きな穴ができてしまった
- 保管していたものの取り扱いを誤って、部屋の中をかなり汚してしまった
こうなると、修繕をして原状回復をしなくてはいけないですね。
自分で修理することが難しい場合は、トランクルーム会社が代わって修理をして、その費用は利用者に請求、という形になるでしょう。
賃貸マンションに住んで退去する場合だと、敷金から差し引かれますよね。それと一緒ですね。
利用時に気を付けること
トランクルームの利用を止めて、解約をするときに修繕をすることになり、費用の支払いをすることになったら嫌ですよね。
いちばん最初、利用を始めるときから、注意を払うようにすべきです。
壁や床の破損、大きな傷
大きな物を運び入れたり、運び出したりするときに注意ですね。
- 壁にドンとぶつけてしまって穴をあけてしまった
- 重いものを引きずったら床が傷がついてしまった
といったことが起こる可能性があります。
大型の家具・家電を運び入れるのはかなり大変です。そもそも通常のトランクルームを使用するのをやめて、宅配型トランクルームを利用するのもよいかですよ。
宅配型トランクルームとは、宅配で荷物を送って倉庫に保管してもらえるサービスです。
通常はダンボール箱に梱包したものを預かってもらうのですが、AZUKEL(アズケル)や宅トラでは、大きな家具や家電など、そのままのものでも、預かってもらうことが可能です。
とれない汚れ
掃除したらきれいになるものはいいですが、掃除しても落ちない汚れには、とくに注意です。
たとえば、ガソリンやペンキなどですね。
搬出、搬入するさいにこぼれてしまい、床を汚してしまった…となると、とりかえしがつきません。
(そもそも、ガソリンなどの危険物は保管禁止になっていますが…。)
汚れをつけてしまう可能性があるものは、禁止品でなくとも、保管は控えるほうが望ましいです。
どうしても保管したいのであれば、汚さないような工夫をすべきです。
廃棄物、食品など、汚れが増していくようなものも保管すべきではありません。ルールで禁止されています。
部屋内を工作
壁に棚を取り付けるために、壁にネジを打ちこんだ、というような工作によっても、原状回復の対象になってしまいますね。
壁やドアなどの加工、工作するのは禁止されていることが多いです。
まとめ
トランクルームは、自分のものではなくて、あくまでも借りて使わせてもらう場所ですよね。
だとすると、もともとのきれいな状態を維持して利用し、返却するのが普通ですよね。最初から、そのつもりで、破損や傷、汚れに注意を払いながら利用をしていきましょう。
自分で荷物を運搬する屋外型・屋内型トランクルームではなくて、宅配で倉庫に荷物を送る宅配型トランクルームだと、ここに書いてきたことに気をつかわなくてすみます。
家具や家電などの大きな荷物を預けるのでしたら、AZUKEL(アズケル)か宅トラがおすすめです。
AZUKEL(アズケル)では、専門スタッフが大型荷物を運搬してくれます。
宅トラでは大型荷物をそのまま運搬するのもいいですし、カゴ台車に収まるものでしたら、家具でも家電でもダンボール箱でも預けることができます。
こちらのようなカゴ台車です。
※宅トラのWEBサイトから転載
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