トランクルームをはじめて利用するときには、なにか問題・トラブルが起こったりしないかなと心配になりますよね。
「トランクルームを使ったことがないので、施設内の様子がわからない」
「他の利用者とトラブルになったりしないかな」
と心配する方に、トランクルームを利用するときに遭遇しやすいトラブル、そしてそのトラブルを回避する方法を説明します。
トランクルームの種類には、屋外型、屋内型、宅配型があります。
トランクルームの種類
屋外型 | ロードサイドや住宅地などにあるコンテナタイプのトランクルームです。自分で荷物を出し入れして使います。 |
屋内型 | ビルなどの建物内のフロアを仕切って作られたトランクルームです。自分で荷物を出し入れをして使います。 |
宅配型 | 自分で荷物を運搬して出し入れをするのではなくて、サービス会社の倉庫に宅配で荷物を送って、保管をしてもらえるサービスです。 |
ここでは屋外型と屋内型のトランクルームを利用するときに起こりやすいトラブルとして、利用者間でのトラブル・犯罪トラブル・トランクルーム会社とのトラブルなどを解説していきます。
駐車場に車を止められない
屋外型のトランクルームは、駐車スペースが広めです。しかし、屋内型のトランクルームは駐車スペースが狭いことがあります。
そのため、たまたま利用者の訪問が重なってしまうと、駐車場に車が置けず待ち時間が発生することがあります。
駐車場が狭いトランクルームの場合は、近くにコインパーキングがあるかも見ておいたほうがいいでしょう。
利用者の間でケンカになる
駐車場に車を置き続ける
上記したように、屋内型トランクルームの駐車スペースは狭いことがあります。
もしあなたが長い時間、車を停めていると、他の利用者がやってきたときに、駐車場が埋まっていて車を停められず…。「いつ空くんだよ!」と、その人が怒ってしまうかもしれません。
車に戻ってきたあなたは、文句を言われるかもしれません…。
さっと荷物を運び入れて、さっと駐車場から車を出すのがいいですね。
トランクルームのなかで、くつろいで飲食するとか、寝るとか、あるいは駐車場に車を停めたまま、買い物にいくとか…こういったことはやめておきましょう。
もしくは人の少ない時間をねらって行くのがいいですね。
備え付けの備品を占領する
トランクルームに荷物を運搬するときには、施設内に置かれている運搬道具などを使います。
屋外トランクルームの二階に荷物を運搬するときには、キャスターの付いた移動式の階段を使いますし、屋内トランクルームに荷物を運搬するときには、台車を借りて運搬をします。
長い時間借りすぎていると、他の利用者が使うことができず待ちの状態になり、イライラしてきて、文句を言ってきて、トラブルに発展…。なんてことになりかねません。
長い時間、占領をするのは避けましょう。駐車場の話と同じです。
同様に、屋内型のトランクルームに荷物を運ぶときには、備え付けの台車を借りて使います。これも、長い時間使い続けていると、他の利用者が使うことができなくなり、イライラしてきて、文句を言ってきて、トランブルに発展…。
利用者が常にいるわけではないので、めったにないとは思いますが、ありえますね。
もしそうなった場合には、いい争いは避けることです。譲ってあげましょう。それができる程度の時間の余裕をもって行動をしましょう。
トランクルーム内の通路でぶつかる
屋内型のトランクルームは、通路がやや狭いです。
トランクルーム会社としては、物を保管できるスペースを広く取りたいですから、そういう設計になっています。
台車で荷物を運ぶときに他の利用者がいると、通路で向かい合う場面が出てくるかもしれません。
通路が狭くて、すれ違うのは無理であったら、ここは相手に道を譲りましょう。「オレがオレが」と我先に行こうとして、相手とぶつかってしまうと、いらぬトラブルに発展してしまいます。
セキュリティ管理が不十分で盗難などの犯罪にあう
「盗難にあうなど、なにかの事件に巻き込まれてしまわないだろうか」
と心配になる方もいるでしょう。そんなには恐れるものではないと思いますが、たしかに可能性はゼロではありませんね。
セキュリティ管理に関しては、トランクルームの会社に関わるものもあれば、利用者自身の行為に関わるものもあります。
まずは、どこのトランクルームを使うのか選ぶ段階で、セキュリティ管理のレベルには注意すべきです。
トランクルームを選ぶときに、セキュリティ管理についてどういった点をチェックすればよいのか、こちらの記事に書きましたのでぜひ参考にしてください。
参考記事 安心してトランクルームを使うためにチェックすべきセキュリティ管理のポイント
まずは安心して使えるとトランクルームを選びます。
次に、利用をするときには、あなた自身も注意しなくてはいけないです。
カギをかけ忘れてしまったら、盗難の可能性が上がります。
それから、車から何度かに分けて荷物を運ぶため、一時的にトランクルームから離れるときに、
「すぐ戻るから、カギは開けっ放しでいいや」
とカギをかけるのをめんどくさがってやらないでおくと、これも盗難の可能性が上がりますね。
保管していた物が劣化する
保管していた物がカビてしまったり、錆びてしまったりなどですね。
屋外型トランクルームの中は、夏は高温になります。雨の日には湿度も上がります。日中夜の寒暖の差で結露もしやすいです。
本や雑誌、衣服など、カビるなどして劣化しやすいもの、劣化したら嫌なものの保管は、屋内型トランクルームに保管するのがいいですね。
建物内にある屋内型トランクルームで空調管理され、温度や湿度が調整されています。
宅配型トランクルームも、会社が管理しているので、空調管理がなされています。
会社から注意・警告を受ける
他の利用者とのトラブルについては説明しましたが、トランクルームを運営する会社とのトラブルもありえます。
たとえば、あなたが禁止されている事項を理解しておらず、それをやってしまってトランクルーム会社から注意を受けるなどですね。
「そんなこと聞いてないし知らない!」
といっても、契約書類やルールをきちんと理解していないあなたがいけない…となってしまいます。
これは、契約書類やルールをしっかり確認することで避けることはできます。
まとめ
- 駐車場に車を止められない
- 利用者の間でケンカになる
- 盗難などの犯罪にあう
- 保管していた物が劣化する
- 会社から注意・警告を受ける
トランクルーム利用時に発生しうるトラブルを紹介しました。
自分にその気がなくても、他人とのトラブルに巻き込まれてしまうことはありえます。
上記したような対策をとって、できるかぎりトラブルを回避するような行動をしましょう。
自分で出し入れする屋内型・屋外型のトランクルームについては、こちらの記事で紹介していますのでぜひ参考にしてください。
参考記事 【おすすめ】自分で出し入れできる屋内・屋外のレンタル収納スペースを比較して紹介
「そういったトラブルには絶対関わりたくない」
と思うのでしたら、自分で荷物を出し入れする屋外型・屋内型のトランクルームを利用するのではなくて、宅配型のトランクルームを利用するほうがいいですね。
宅配で荷物を送るだけなので、誰かとトラブルになることはありません。
宅配業者が宅配をミスすることはまずないでしょうし、預けた物もサービス会社が管理をしているので盗難にある可能性もかなり低いです。
保管したいものがダンボール箱に詰められるのであれば、宅配型トランクルームを利用するのがいいですね。
宅配型トランクルームでは、ダンボールで預けるのが一般的ですが、一部のサービスでは家具や家電など大きい荷物をそのまま預けることもできます。
こちらの記事で宅配型トランクルームについて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
参考記事 宅配型トランクルーム5社を比較!おすすめサービスを紹介します