ペットを置いておくことはできるのかどうかを解説します。最初に言っておきますと、
トランクルームにペットを置いておくことはできません。
「旅行の間だけ、一時的にペットを預けたい。」
「新しいマンションに引っ越しをしたら、そこはペット飼育禁止だった。」
など、あなたの都合はあるかと思いますが、利用ルールで禁止されています。
契約書や約款を読んで確認してみてください。禁止になっているはずです。たとえばトランクルーム運営会社の加瀬倉庫の規約では、次のようになっています。
レンタルスペース 一時使用約款
第5条(禁止収納物)
乙は、契約物件内に次の動産類等を収納してはならない。
(1)現金、小切手・株券・手形その他の有価証券、預貯金通帳、クレジットカード、切手、印章、宝石、貴金属等。
(中略)
(7)動物・植物等の生物類。
動物・植物等の生物を保管するのは禁止、と書かれていますね。
それでも、無理やりトランクルームでペットを飼育しようとする方を止めるために、この記事を書きました。
トランクルームにペットを置くべきでない理由を説明します。
トラブルが発生する
動物をトランクルームに置いておくと、
- 糞尿などの臭い
- 鳴き声や物音
などが発生しますよね。これらによって、周りのトランクルームを利用する人に迷惑をかける可能性が高いです。
糞尿などの臭いは利用者が不快に感じます。
鳴き声の出さない動物だったとしても、物音はするはずなので、他の利用者が不審に思ったり、不安になったりするでしょう。
ペットがいるのがバレた場合は利用停止になる
トランクルームでペットを飼うこと、一時的にでも置くことも禁止されています。
もしバレてしまった場合、運営会社から「出ていってくれ!」と言われ、強制的に解約されることになるでしょう。
急にトランクルームから放り出されることになるので、困ってしまいますよ。
汚してしまうと修復費用がかかる
利用を終えるときには、利用をし始めたときの状態に戻すのがルールですから、基本的には、壁や床を傷つけたり、汚してしまったりしないように注意して利用をしますよね。
もし、大きな破損や汚れがあったら、それを修復するための費用を支払うことになってしまいます。
動物を保管したことによって、トランクルーム内が汚れてしまったら、それを元どおりに直すための費用を支払うことになりますよ。
たとえば、鳴き声が出ないからといって、水槽を置いて魚を飼育するとしたら?
こんな大胆なことをする方がいるかわかりませんが、水槽の水をこぼしてしまったりしたら、部屋に臭いがついてしまいますね。(さすがに魚の飼育はないと思いますが。)
そもそも、かわいそう
トランクルームに放置されたペットは、かわいそうな気がしますね。
他に預けられる場所はないか
- トラブルが発生する
- バレてしまったら利用停止になる
- 保管庫を汚すと修復費用がかかる
- かわいそう
などの理由から、トランクルームでペットを飼うのはやめておきましょうと解説してきました。
でも、自宅に置くことができないときにどうしたらよいのか。
その場合には、トランクルームを利用しようと考えるのではなくて、他に預けられる場所を探しましょう。
家族や友人に預かってもらう
実家の家族に預かってもらう、友人に預かってもらう方法がありますね。
これがいちばんいい方法だと思います。ただ、預かってもらうのに難しい動物もありますね。
ペットホテルに預かってもらう
旅行に行くとか遠くの実家に帰らなくてはいけないとか、家を空けるので一時的にどこかに預けたい。
そういうときには、ペットホテルが役立ちますよ。
サロンも併設されている犬用のペットホテルもあります。そこではトリミングしてもらったり、シャンプーしてもらったりできますよ。
まとめ
トランクルームでペットを飼うのは、禁止されていますし、他の利用者に迷惑をかける可能性が高いです。
それにバレた場合に強制的に退去させられることになります。また、保管庫が汚れてしまったら退去するときに修復費用を払うことになるなど、損をしてしまうかもしれないですよ。
トランクルームを利用するのはやめて、家族や友人に預けたり、専門のサービス会社に預けるようにしましょう。