貴重なヴィンテージ・芸術品をトランクルームで安全に長期保管できるのか

利用の目的

貴重なヴィンテージ品・芸術品をトランクルームに安全に保管したい。

地震や火災、水害などがあったときに、大切なものが壊れたり、燃えたり、濡れてしまうことが心配になりますね。

自宅で保管するよりも、トランクルームに保管したほうがよいのかどうか、解説をしていきます。

結論からいうと、トランクルームの保管庫を借りて、自分で物を搬入して保管するのは、おすすめしません。

トランクルームの規則で貴重品の保管は禁止されている

おすすめしないどころか、一般的に、トランクルームには芸術品などの高価なものは、保管禁止とされていることが多いですよ。

たとえば、加瀬倉庫の規約には、高級ブランド服、美術品などの高価なものは保管禁止、と書かれています。

レンタルスペース 一時使用約款

第5条(禁止収納物)

乙は、契約物件内に次の動産類等を収納してはならない。

(1)現金、小切手・株券・手形その他の有価証券、預貯金通帳、クレジットカード、切手、印章、宝石、貴金属等。

(2)原付バイク・自動二輪全て・自動車・ゴーカート・ヨット含む船舶等の原動機付の物、及び左記物品の原動機付の一部。

(3)高級ブランド品、和服・美術品等の高価な物品類、その他、乙に於いて重要な書類及び差し支えの有る物。

盗まれても補償されない

規約で保管禁止となっているところに、こっそり保管することもできるかもしれませんが、もしそれで盗難などの被害にあっても補償はされないでしょう。

WEBサイトを見ると、貴重品などの高価なものは、トランクルームの保険対象とはならないと説明するトランクルーム運営会社もあります。

トランクルーム運営会社キュラーズでは、収納スペースに対して保険をかけていますが、ヴィンテージ品や芸術品は対象にはなりません。

支払いの対象とならないもの(一例)

書画・骨董・美術品・宝石・貴金属など客観的な価値の算出が困難なもの

利用者自身が荷物を出し入れする通常のトランクルームでは、あなただけでなく他の多数の利用者もトランクルームのある建屋に出入りします。

盗難だけはなく、色々なトラブルが起こる可能性があります。

参考記事 トランクルームの利用で気を付けるべき起こりやすいトラブル5選

替えがきかない大切な物を預けるのでしたら、トランクルームでは物のことが心配になってしまうでしょう。

安心して保管したいのでしたら、保管を専門に行う会社にお願いするのがいいですね。

その会社として、寺田倉庫があります。

寺田倉庫では倉庫業を行う会社で、保管に関しては専門です。美術品の保管サービスも行っています。ここであれば、安心して預けられそうです。

貴重なものを保管するのでしたら、自宅に大事に保管をするか、ふつうのトランクルームでなく、このような貴重品の専門的な保管サービスを利用するのがいいですね。

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