引っ越しのときにやること一覧と計画の立て方

引っ越し

はじめて引っ越しをする方は、いつ、何をしたらよいのか、よくわかりませんよね。

昔に引っ越しをしたことがあっても、何年ぶり、何十年ぶりの久しぶりの引っ越しとなると、「前回どうやったかな」と忘れてしまってることも多いでしょう。

引っ越しでやるべきことはたくさんあります。やるべきことをやっていないと引っ越しが上手くいかなかったり、順番を間違えるとやり直しになってしまったり、時間と手間がかかってしまいます。

引っ越しを失敗しないためには、まずはいつ何をすべきなのか全体の流れを把握するとよいです。

この記事では、引っ越しのときにやるべきことを一覧にまとめました。

新しい住居を探して契約したり…、今住んでいる住居の退去を進めたり、荷造りをしたり、電力やガスの契約を変更したりと、複数のことを並行で進めることになります。

「色々とやることがあって、何をどうしたらよいかわからない…。」という状態になってしまわないようにこちらの記事を参考にして、ご自身の引っ越しでやるべきことの一覧をつくり、スケジュールを立てることから始めていきましょう。

自分の引っ越しでやることを一覧にする

引っ越しでやることを表にまとめました。

人によってやることは少し変わってくると思いますが、おおまかな流れはこちらの表のようになります。

参考にして自分の引っ越しでのやることリストをつくってみましょう。

~引っ越し当日までにやること一覧

引っ越し作業をする当日までにやること一覧です。

やることいつまでに内容
引っ越しする日を決定する2ヵ月前引っ越しをする日を決定します。これが決まっていないと、引越し会社に引っ越し依頼する等ができませんし、その後の予定を立てられません。
1~2ヵ月前不動産屋に行って新しい住居を探して契約をする。
新しい住居の火災保険を契約する2ヵ月前新しい住居を決定するときに、一緒に新しい住居の火災保険の契約する。
引っ越し会社を決める1~2ヵ月前相見積をとるなどして引っ越し会社を選ぶ。または自分の車で運ぶでよい。引っ越しの日時を決定する。遅くても1ヵ月前には決めたいが、経験談として3週間前に探し始めて、2週間前に決定したことはある。そのときは先約があって引っ越し日を好きに選べなかった。
現在の住居の解約1~2ヵ月前引っ越し日、新しい住居が決まったら、不動産会社に行って、現在の住居を解約する。いつ引っ越すのかが決まらないと、解約日も決められない。
粗大ゴミや衣服など処分、整理1ヵ月前~不要なものを処分して運ぶ荷物を減らす。
現在の住居の電気、水道、ガスの解約1~2週間前請求書にある電話番号を見て、各会社に連絡をし、解約する。いつまで使用するかを伝え、すぐに解約できる。引っ越し後、最後の月の支払いについても相談する。
新しい住居の電気、水道、ガスの契約1~2週間前不動産会社で賃貸契約するときに各会社の連絡先が書かれた書類をもらう。ガス開栓は立ち合いが必要あるので早めに連絡して予約がよい。
現在の住居でのインターネット・電話の解約1~2週間前サービス会社に連絡して解約をする。
新しい住居でのインターネット・電話の契約1~2週間前サービス会社に連絡して契約をする。
現在の住居の火災保険の解約1~2週間前電話連絡するなどして解約する。だいたい書類とかどこにあるかわからなくなっているが、不動産会社で現在の住居を解約するときに、説明してくれるはず。
郵便局の転居届1~2週間前最寄りの郵便局へ届けを出す。郵便物を引っ越し先に転送してくれるサービスを利用。
各種サービスの登録住所変更、または解約1週間前~引っ越し後携帯電話(スマホ)、ネット、クレジットカード、銀行・証券口座、保険、アマゾン、WIMAX、新聞など。
転出届けの提出1~2週間前現在の役所で転出届けをもらって記入・提出する。
国民健康保険の資格喪失手続き
(加入者で他市町村に引っ越す場合)
1~2週間前現在の役所で手続きを行う。
荷造り3週間前~前日2~3週間前から不要品の廃棄を進める。
1週間前に梱包をあらかた完了する。
引っ越し前日に夜~翌朝使うもの以外は梱包を完了する。
ガス使用停止の立ち合い当日~引っ越し後ガスの使用停止には、立ち合いが必要となる場合がある。引っ越しをする前に実施するとよい。

引っ越し当日からやること

引っ越し当日からやること一覧です。

やることいつまでに内容
引っ越し当日の流れを計画当日新しい住居の鍵は、事前に不動産会社に行って受けとっておくか、引越しで移動するときに立ち寄って受けとる。
旧住まい解約のための最終立ち合い当日~引っ越し後引っ越し作業をして部屋の中になにも無くなった状態で退去立ち合いを行う。引っ越し日よりも解約日を遅くしておいて、後日にしてもよい。
ガス使用開始の立ち会い当日新しい住居へ引っ越しをしたその日に、立ち合いの予約を入れておく(引っ越し作業が終わった後の時間)。
転入届け引っ越し後引っ越し先の役所で転出届けをもらって記入・提出する。
印鑑登録引っ越し後引っ越し先の役所で登録をする。契約をする場合に必要となる。
国民年金、国民健康保険の住所変更・加入引っ越し後新しい住居のある市の役所で手続きを行う。
運転免許証の住所変更引っ越し後管轄の警察署、免許試験場で手続きを行う。
ネット回線の手続き引っ越し後サービス会社に連絡して手続きを行う。

引っ越しに必要なこととしては、こちらに書いたものが基本となります。

他には、部屋のお隣さんに挨拶するとか、職場でお世話になった人への挨拶などがありますが、人によってはやらない人もいるでしょう。僕の場合は、お隣さんはまったく面識がないので挨拶はしなかったです。

やらないといけないことは上記の表のとおりです。

次に実際にどのように進めていくのか、手順を説明をしてきます。

引っ越しの計画の立て方

自分の引っ越しでやることを一覧にまとめたら、次に引っ越しの計画を立てましょう。

一覧にしたり、表にしたりときちんと書き出してまとめることで、いつまでに何をやるのかをはっきりと把握・理解できるようになります。

私の場合はエクセルソフトで簡単な表をつくり、そこに予定を書き込みました。

今わかっている予定、たとえば、会社の転勤で引っ越しになるとしたら、新しい職場で仕事を始める日は決まっているでしょう、まず、その日を表に書き入れます。

その日から全てを逆算して考えていくことができます。

■引っ越し日から逆算をして計画を立てる

  • 新しい職場で仕事を開始する日がわかれば、その前の休日に引っ越しを予定する。
  • 土日の休みだけでは日数が足りないから有休をもらう。
  • 引っ越しをする1週間前の休日にはあらかた荷造りは終わらせておく。
  • 引っ越し業者を選ぶのは引っ越しの2か月前にする。
  • 新しい住居は引っ越しの2か月前には決めておく。

やるべきこと一覧の内容をいつやるか、またはいつまでにやるかを具体的に決めていきます。

引っ越し作業が滞りなくできるように、きちんと計画を練っておいたほうがいいです。

ざっくりとした計画で、しかもそれを頭の中で考えているだけだと上手くいきません。抜けや漏れが出てきたり、遅れてしまったりするでしょう。

エクセルで表にするとわかりやすいです。

実際の荷造りや運搬作業は、土日の2日間だけで引っ越しを完了させることはできるかもしれませんが、かなり大変な作業となるでしょう。引っ越し後、1日くらいゆっくりできるように、時間に余裕を持ちたいですね。

引っ越しする日を決定する

まずは引っ越しをする日を決定しましょう。

まずは引っ越しを行う日を決めないとなにも始まらないです。

転職による引っ越しであれば移動する日が引っ越し日になるでしょう。

実家から出て一人暮らしを始めたり、結婚をすることによる引っ越しであれば、自分で引っ越しする日をまずは設定しましょう。

新しい住居を探して契約する

引っ越しすることが決まったら、まずは新しい住居を探して契約しましょう。引っ越し日の1~2か月前までには新しい住居を契約します。

引っ越しすることが決定し、まずすることは、新しい住居と、引っ越し日を決めることです。そうしなければ何も始めることができません。

現在の住居を解約するのも、引っ越し業者に依頼するのも、その後です。現在の住居の解約を何日にするのかは、引っ越し日、新しい住居、引っ越し日が確定しないと決めることができないです。

まずは、新しい住居を決めることが一番先にやることです。

新しい住居は、WEBで探したり、不動産会社に行って部屋を見せてもらって、契約をすることになります。会社の転勤であれば、会社のほうで契約を済ませてくれるかもしれませんね。そうであれば、契約で自分がやることが少なくはなります。

僕の場合、会社の異動で引っ越すことになったので、住居は会社がいくつかの候補を選んで、その中から私が探すというやり方でした。自分で探すこともできたが、会社にお願いしました。

もし、会社の異動による引っ越しであり、会社が住居を探して提示くれるというのであれば、それを利用すると非常にラクです。

引っ越し会社を選んで決める

新しい住居を決めたら、次は引っ越しのやり方について決めていきます。

参考記事 引っ越しのやり方にはどんな種類があるか

引っ越し会社に依頼するのでしたら、お世話になる引っ越し会社を選びます。自分で各社に連絡して相見積りをとるか、一括見積りをとるサービスを利用するなどしましょう。

自分で車を運転して引っ越しをするなら、完全に自分ひとりでやるのか、友人に手伝いをお願いするのかなどのプランを考えます。

ちなみに僕は、自分でできそうであっても、引っ越し業者に依頼してしまうのがよいと考えています。

参考記事 自力での引っ越しするのと引っ越し会社に依頼するのは、どちらがよいか

参考記事 引っ越し会社に見積もり依頼をし選定する

見積もりを依頼するときには、引っ越し業者を自分で探して、個別に依頼して見積りをとるでもいいのですが、一括見積りサービスを利用するのがいいでしょう。

一括見積りサービスとは、WEBで申し込むだけで、さまざまな複数の会社に一括で見積り依頼をすることができるサービスです。

こちらの記事で解説しています。

参考記事 引っ越しの一括見積りのメリット・デメリット

への引っ越しで、荷物が極端に少ない場合は、自分で引っ越しをしてもいいでしょう。その場合でも、洗濯機や冷蔵庫など自分で運ぶのが難しいものだけは、配送業者や引っ越し業者に運搬を依頼したいですね。

参考記事 近所なら自分で車を運転して引っ越しするといい?体験して思うこと

参考記事 自分で引っ越しするけど、洗濯機や冷凍庫だけは引っ越し会社に依頼したい

引っ越し会社に連絡するのは、早いにこしたことはない。

参考記事 何日前・何ヶ月前に引っ越し会社に連絡すべきか

実際に見積もりの電話をするときには、話して伝えることを知って、事前にまとめておきましょう。

参考記事 引っ越しの電話見積もりで話すこと

現在の住居を解約する

引っ越し日が決まったら、現在の住居の解約をしましょう。契約をした不動産会社に行って、解約をします。

解約の連絡は、遅くとも1ヵ月前にはすべき。

一般的に、賃貸借契約契約書には、解約の予告は1ヵ月前にするように書かれていることが多いです。

なので、引っ越し日を決めた後、新しい住居を探して、引っ越し会社を決めて、というのを、遅くとも引っ越しの1ヵ月前までには行っておくことになります。

解約の手続きは、そう難しくなく、時間もあまりかかりません。

参考記事 現在の住居を解約する。いつまでに、どうやって?

現在の住居の電気、水道、ガスを解約する

現在の住居の電気、水道、ガスを、引っ越しする日で解約しましょう。各業者に連絡をする。連絡先は、請求書や明細書などに記載があるはず。

引っ越しの何日前までに連絡すればいいかは、下記の記事を参考にしてください。

参考記事 電気・ガス・水道の契約は、引っ越しの何日前に連絡すればよいのか

参考記事 電気・水道・ガスの解約と解約月の請求書送付先

新しい住居の電気、水道、ガスの契約をする

新しい住居の電気、水道、ガスの契約を行いましょう。これは、現在の住居の電気、ガス、水道の解約を行う際に同時に行ってしまうのがよいでしょう。

参考記事 引っ越し先の電気・水道・ガスの契約、使用開始の手続き

現在の住居でのインターネット・電話の解約と、新しい住居でのインターネット・電話の契約をする

サービス会社に連絡をして、解約をする。

僕は、UQ WiMAXを使っていた。家に回線を引くことは無くて、もともと持ち運びできるルーターなので、とくに解約をすることなく、そのまま引っ越しして使用できました。

もし自宅に回線を引いていて、引っ越しが多い方であれば、引っ越しを機に持ち運びできるモバイルルーターを使用を検討してみてはどうでしょうか。

各種サービスの登録住所変更、または解約をする

利用している各種サービスで、登録している住所を変更する必要がある。銀行関連であるとか、ふだんよく利用しているWEBサービスなど。

住所変更を忘れていると、むかし住んでいたところに郵便物が届いてしまいます。僕の場合は、クレジットカードおよびバンクカード、証券口座、アマゾン、WIMAX、携帯電話など。

ピックアップしてリスト化して、ひとつずつ連絡するなりネットで更新作業をするなりして、現在の住所から新しい住所に変更します。

荷造りの前に行うこと

荷造りとなると、いよいよ引っ越し本番という感じがしますね。

荷造りをどうやって進めていくか計画を立てるときには、まず一番に不要なモノを処分することを考えましょう。

モノを捨てて荷物を減らすことができれば、梱包する量が減って荷造りが楽になるし、引っ越し料金も安くなります。

だから、これはもっと早い段階、引っ越し会社を選定する前に行っておくべきことです。荷物を減らした上で、またはこのくらいに減らせるとわかったうえで、引っ越し会社に荷物量を伝えるのがよいでしょう。

参考記事 引越しをラクにするには、荷造り前に物を捨てて荷物量減らすこと

モノを捨てるためには、判断基準が必要です。こちらの記事を参考にしてください。

参考記事 捨てられないものを捨てるための判断基準

参考記事 粗大ゴミは早め早めに処分を進めておく

荷造り

実際に荷造りを始めるのは、引っ越しに何日くらい前からにすべきでしょうか?

荷物の多くない単身者なら、実際に梱包作業だけは1日でできるでしょう。最大かかっても2日。

しかし、その前に不要品を処分したり、ダンボール資材を準備したりなどやることとがあるので、やはり早めに進めていくにこしたことはない。

参考記事 一人暮らしの引越しで、荷造りにかかる日数

参考記事 一人暮らしの引越しの荷造りは、いつから始めるか

ダンボールやテープに関する記事ははこちら。

参考記事 ダンボールはどこで入手するか。引っ越し会社からもらうか、買うか

参考記事 男一人暮らしの荷物はどのくらい?ダンボールは何個分なのか

参考記事 大きいダンボールと小さいダンボールの使い分け

参考記事 引っ越しで使うテープの種類とその違い

読書家が引っ越しするときに、一番悩ましいのが本の荷造りですね。

まず、本の量を減らしたいけれども、これが非常に難しい。だけれども捨てて本の量を減らさないと、引っ越しが大変すぎる。

どの本を捨てて、どの本を残すか。その基準について、こちら記事に書きました。

参考記事 本を捨てたら後悔するか?本棚からあふれる本を捨てられない人への処方箋

参考記事 これをやれば本を捨てられる!大胆な方法は○○を無くすこと

捨てると決めた本は、資源回収に出すでもよいのだが、売るとおこづかいが手に入る。

参考記事 本を捨てるのでなくて売りたい

また、本の荷造りに関して、下記の記事を参考にしてください。

参考記事 本は何冊ダンボールに入るか。重くなってもいいか。

参考記事 本などが濡れないように、雨の日の引っ越しで行う対策

実際に荷造りを始めるときには、細かい点で疑問が出てくるかと思う。次の記事を参考にしてください。

参考記事 引っ越し前日に本格的に荷造りするときに必要なもの

参考記事 引越しするときの自転車の運び方

参考記事 パソコンの梱包に関する注意点。データはバックアップをとっておく

参考記事 プラスチックの衣装ケースはそのまま運んでもらえるか

参考記事 小麦粉などの粉ものや醤油などの液体調味料をどうやって梱包するか

引っ越し当日

引っ越し当日の流れを、次の記事にまとめました。

参考記事 引っ越し当日にやることと1日の流れ

参考記事 一人暮らしの引っ越し当日、作業の時間はどのくらいかかるのか

参考記事 引越し会社の人が荷物を運んでるとき、暇だけど何をしてればいいのか

引っ越し日に新居に移動するときに、電車で移動するとなると、新しい住居に到着するのが遅くなってしまうことが多いでしょう。多少の時間であれば、引っ越し会社は待ってくれる。

参考記事 引っ越し先への到着が遅れ、引越し会社を待たせてよいのか

ガス使用停止の立ち合い

現在の住居で使用していたガスを止めるのに、立ち会いが必要になることがあります。

ガスを使わなくなって、その後退去立ち会いをするまでの間に、ガスの利用を停止するための立ち会いをします。

旧住まい解約のための最終立ち合い

引っ越し作業が終わり、荷物が運び出された旧住居で、退去立ち会いを行います。

退去立ち会いとは、解約の前に、大家さん、不動産会社の担当者、リフォーム会社の人がやってきて、部屋に修復箇所がないかどうかなど確認作業を行うことです。

そして、鍵を返す。

参考記事 現在の住居の退去前の立ち会い

だから、退去立ち会いをする前に、引っ越しを済ませておかなければならないが、引っ越しの日(引っ越しが終わった後)に退去立ち会いを行うことにすると、時間の調整がとても大変になってしまいます。

参考記事 引っ越す日に退去立ち会いをするか、後日にするか

ガス使用開始の立ち会い

引っ越し先の新居のガスを使い始めるには、ガス開栓を行わないといけない。引っ越しをして、新居に入った日に、ガス開栓を行いましょう。

引っ越し作業が確実に終わっているだろう時間に、予約をしておけばよいでしょう。

その他にも、新居に荷物が運び終え、引っ越しを終えたら、いくつかやっておくべきことがあります。

参考記事 引越し先の新しい住居への搬入が終わったらやること

その後

国民年金、国民健康保険の住所変更・加入や、運転免許証の住所変更など細かな手続き行い、晴れて新生活が始まります。

いかがでしたでしょうか。これが、引っ越しをするとき流れ・手順になります。ぜひ参考にしてください。

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